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本田圭佑「復帰というのはおかしな話。引退したことないので」「パリ五輪もあるので」とニヤリ

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ゴールネットを揺らして雄たけびを上げる本田圭佑

 元日本代表MF本田圭佑(37)が1日、9月の復帰を改めて表明した。

 本田は今月14日に自身のツイッター(現X)を更新し、「9月にはどこかでプレーしに戻ってくるつもりだと伝えたい」と英語のメッセージを発信。約2年離れているピッチへの思いを綴っていた。

 本田はこの日、自身が発起人となっている10歳以下の子供たちのためのサッカー全国大会「4v4」の会見に出席。10歳以下の子供たちの全国大会がないことを大会の立ち上げ理由とすると、「サッカー界への疑問、不満、日本社会への疑問、不安を子供のサッカーを通じて、少しでもいい方向に変えられるようにしたい」と大きく野望を語った。

 会見後には子供たちと「4v4」を実演。先制点など3度ゴールネットを揺らした本田は、そのたびに雄たけびを上げて、会場を盛り上げた。「報道陣が来ていたから」と笑いを誘った本田。「自分のことで言うと、ボールの感覚も戻ってきていないので、徐々に戻していきたい。でも今日はあれだけやっても痛いところはなかったので、だいぶ戻ってきた。1か月後にはプレーできるように仕上げていきたい」と話した。

 また子供たちが夢を抱くことの大切さについても熱弁した本田は、自身の夢についても発言。「敵はこの膝なんですけど、それに打ち勝ってどこかの1部リーグでプレーしたい。点を取ること、アシストもするというところを当面の目標にしたい」ときっぱりと話すと、「今思いついた」と前置きしたうえで、「パリ五輪もあるので」とニヤリとした。

 そして「(サッカーは)膝が持つ限りやりたいなと思います。でも復帰というのもおかしな話。引退したことないので。怪我からの復帰くらいのニュアンスですよね。続けられるまでやりたいと思います。ヨーロッパはあまり考えてない。アフリカ?否定はしないけど優先順位は高くないけど、考えていないわけではないけど、こればかりは向こう側との距離感もあるので」と話した。

(取材・文 児玉幸洋)

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