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[総体]注目対決7発勝利の長崎総科大附と、古豪復活10年ぶり準決勝突破の島原商が長崎決勝へ

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 平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)長崎県予選準決勝が9日に行われ、長崎総合科学大附高島原商高が10日の決勝へ進出した。

 準決勝で昨年の代表校である長崎南山高と対戦した長崎総科大附は前半4分、右サイドを突破したU-17日本代表FW安藤瑞季の折り返しを受けた10番MF薬真寺孝弥主将がコントロールから左足で先制ゴール。さらに15分には左CKのこぼれ球を右SB吉田隆之助が右足で決めて突き放す。長崎南山も司令塔のMF大久保亘輝や左DF田川瑞己中心に反撃するが、局面の当たりの強さで相手を圧倒するなど攻守で差をつける長崎総科大附は19分にも右クロスのこぼれを安藤が1タッチでゴールへ沈めて3点目。27分には安藤のアシストからMF右田翔、34分にもゴール前のこぼれ球をMF宇高魁人が決めて5-0で前半を折り返す。後半にも薬真寺と右田が加点して7-0。注目対決を大勝で制した長崎総科大附が4年ぶりの全国大会出場へ王手を懸けた。

 もう1試合は準々決勝で新人戦準優勝の海星高を破った島原商と大村工高が激突。MF湯川奏主将が決定的なシュートを放つなどやや押し気味に試合を進めた島原商が前半25分に先制点を奪う。MF小田恭輔の右CKをCB本田圭哉が頭でゴール右へ突き刺して1-0。その後も小田の突破などを活かして攻める島原商に対し、大村工も後半、MF光井敦士やFW冨永雄哉を中心にショートパスを繋いで反撃する。そして18分にFW上本大輝が枠上へ外れたものの決定的なヘッド。さらに28分には光井の決定的な右足シュートが枠を捉えるが、これは島原商GK今積隆介がビッグセーブで阻止する。守護神を中心に最後まで1点を粘り強く守った島原商が1-0で勝利。10年ぶりとなる決勝進出を決めた。

【長崎】
[準決勝](6月9日)
長崎総合科学大附高 7-0 長崎南山高
大村工高 0-1 島原商高

[写真]長崎総科大附の右田(左)は2得点の活躍
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