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東海大相模5ゴールの口火切った俊足FW井上。電光石火の先制弾!:神奈川

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前半3分、東海大相模高はFW井上蔵馬が右足で先制ゴール

[6.17全国高校総体神奈川県予選準決勝 湘南工科大附高 1-5 東海大相模高 ギオンス]

 東海大相模高は代表決定戦で計5選手がゴール。ゴールラッシュの口火を切ったのはFW井上蔵馬(3年)だった。

 前半3分、東海大相模は中央からショートコンビネーションによる崩し。3人目の動きでDFラインの背後を突いた井上が、豪快な右足シュートをゴールへ叩き込んだ。

「チームのファーストシュートだったと思うんですけど、最初からしっかりと打って行ったほうがいいと。得意な角度だったので良いところに行きました」。電光石火とも言える一撃がチームを勢い付け、大量5得点に繋がった。

 本来はスピードを活かしたドリブルが特長。だが、この日は「ドリブル、ドリブルにならないようにチームで勝つためにやっていました」。自分で仕掛けるだけでなく、後方から追い越して前に出てくる選手を活用。チームの攻撃が好転することを意識したプレーで快勝に繋げた。

「1年の時から組んでいるのでコンビネーションは良いですね」という左SB山口竜弥(3年)との「左」のコンビは、チームが全国で躍進するための生命線だ。「有名なところと当たるのが嬉しい」という全国。「自分の力がどう通じるか。もちろん点にもこだわっていきたいです」と意気込む俊足アタッカーが大舞台でも貴重なゴールを決める。

(取材・文 吉田太郎)
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