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[CL]ドルトムントがレアルに競り勝ち「死の組」首位に、マンCは最下位転落

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は24日、各地でグループリーグ第3節2日目を行った。4か国のリーグ王者が同居したD組では、ドルトムント(ドイツ)がホームでレアル・マドリー(スペイン)と対戦し、2-1で競り勝った。2勝1敗の勝ち点7に伸ばしたドルトムントは、初黒星で2勝1敗となったレアルを抜いて首位に浮上。マンチェスター・シティ(イングランド)は敵地でアヤックス(オランダ)に1-3で敗れ、初勝利を挙げられず、1分2敗の勝ち点1で最下位に転落した。

 先にチャンスをつくったのはホームのドルトムント。前半15分、左サイドでDFシュメルツァーとのパス交換からMFマルコ・ロイスがクロスを入れ、FWレワンドフスキがヘディングで捉えたが、シュートはゴール上に外れた。するとレアルに前半20分、アクシデントが襲う。MFケディラが左太腿裏を痛め、MFモドリッチとの交代を余儀なくされた。

 一進一退の攻防が続く試合は前半36分に均衡が破れた。ドルトムントは相手陣内でDFペペのミスパスをカットしたMFケールのスルーパスにレワンドフスキが抜け出すと、GKとの1対1から冷静に右足でゴール右隅に流し込んだ。しかし、レアルもすぐさま反撃。失点から2分後の前半38分、MFエジルからの1本のロングフィードに絶妙なタイミングでFWクリスティアーノ・ロナウドが飛び出す。GKバイデンフェラーもゴールを空けて飛び出すが、C・ロナウドは右足ワンタッチでボールを浮かし、ループシュートで同点のゴールネットを揺らした。

 1-1で折り返した後半もホームのドルトムントが優勢に試合を運ぶ。後半5分、右サイドから崩してDFピシュチェクの折り返しにMFゲッツェが合わせたが、シュートはGKカシージャスのビッグセーブに阻まれた。レアルも同10分、決定機をつくる。FWベンゼマの長いスルーパスにFWディ・マリアが抜け出したが、左足のシュートはゴール右へ外れた。

 そして迎えた後半19分、右サイドから仕掛けたゲッツェのクロスをカシージャスがパンチングでクリアすると、左45度の位置からシュメルツァーが左足ダイレクトで振り抜き、ゴール右隅にねじ込んだ。2-1と勝ち越しに成功したドルトムントはその後もレアルの反撃に冷静に対応。レアルは後半44分、ディ・マリアの右クロスをファーサイドのDFエッシェンがヘディングで狙うが、ゴール左へ。連勝中のレアルを2-1で下したドルトムントが「死の組」で2勝1分と唯一の無敗をキープし、首位に立った。


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