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[CL]「死の組」決着!!レアルとドルトムントが決勝Tへ、マンCは敗退

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は21日、各地でグループリーグ第5節2日目を行った。4か国のリーグ王者が同居した「死のD組」は、最終節を残してレアル・マドリー(スペイン)とドルトムント(ドイツ)の決勝トーナメント進出が決定。マンチェスター・シティ(イングランド)、アヤックス(オランダ)は敗退が決まった。

 前節終了時点で2分2敗の勝ち点2で最下位に沈んでいたマンチェスター・Cはホームにレアルを迎え、1-1のドロー。2大会連続のグループリーグ敗退となった。3バックの急造システムで試合に入ったシティだが、これが裏目に出た。レアルは前半10分、MFモドリッチが右サイドに展開し、MFディ・マリアのクロスボールに逆サイドからフリーで走り込んだFWベンゼマが難なく右足で押し込んだ。

 敵地で先制に成功したレアルは前半13分、FWクリスティアーノ・ロナウドの左クロスにMFケディラが右足で合わせるが、ゴール右へ。同15分にはMFシャビ・アロンソのスルーパスにC・ロナウドが抜け出したが、GKの頭上を越したループシュートはゴールラインぎりぎりでDFコラロフがクリアした。

 立て続けに迎えた決定的なピンチをしのいだシティは4バックにシステムを戻し、徐々にリズムを取り戻す。しかし、前半22分のFWセルヒオ・アグエロのシュートはGKがセーブ。同27分にはDFマイコンがワンツーでゴール前まで駆け上がり、シュートを狙ったが、枠を捉え切れなかった。

 勝利以外、決勝トーナメントへの望みをつなげられないシティは後半、猛攻に出る。後半10分にはマイコンの右クロスにアグエロが左足で合わせる決定機をつくったが、シュートはGKカシージャスがビッグセーブ。それでも同28分、FWジェコのスルーパスに反応したアグエロがPA内でDFアルベロアに倒され、PKを獲得。アルベロアは2枚目の警告で退場となると、このPKをアグエロが落ち着いて決め、1-1の同点に追いついた。

 その後も10人のレアルを押し込むシティだが、あと1点が遠い。ロスタイム5分間でも2点目を奪うことができず、1-1のドロー。3分2敗と初勝利を挙げられないまま、最終節を待たずにグループリーグ敗退が決まった。

 前節終了時点でD組首位に立っていたドルトムントは敵地でアヤックスに4-1で快勝。最終節を残してグループリーグ突破を決めた。前半8分、FWマルコ・ロイスがMFゲッツェとのワンツーから先制点。同36分には素早いリスタートからDFフンメルスのロングフィードに抜け出したゲッツェが追加点を奪った。

 前半41分、ゲッツェのFKからセカンドボールを自ら拾ったゲッツェがPA手前からミドルシュート。GKの弾いたボールをFWレワンドフスキが右足で押し込み、前半だけで3-0と試合を決定づけた。後半22分には左サイドを抜け出したゲッツェの折り返しを受けたレワンドフスキが自身2点目。リードを4点に広げると、後半42分に1点を返されたが、4-1の快勝で勝ち点を11に伸ばした。この結果、勝ち点8のレアルに3ポイント差を付け、首位通過も確定。ドルトムントに直接対決の成績で1分1敗と下回っているレアルは2位通過が決まった。


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