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[CL]2戦完勝のバイエルン ハインケス監督「メッシを欠いたバルセロナは別のチーム」

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は1日に準決勝第2レグを行い、バイエルン(ドイツ)がバルセロナ(スペイン)と対戦した。第1レグを4-0で制していたバイエルンは、この日も3-0で完勝。2試合合計7-0として、2年連続で欧州CLの決勝に駒を進めた。

 試合後のユップ・ハインケス監督のコメントを、UEFA.comが伝えている。「私のチームが極めて集中した状態でこの試合に臨んでいたことは明らかだったと思う。序盤から素晴らしいプレーができていた。メッシを欠いたバルセロナが別のチームだという意見は否定しない。だが、そうは言っても、我々が2試合合計7-0で勝つとは誰も思わなかったに違いない」と、チームを称賛した。

 試合の分かれ目として、後半4分にMFアリエン・ロッベンが挙げた先制点を挙げた。「スペイン勢の、特にバルセロナのサッカーはよく知っている。彼らが好むプレースタイルと哲学も分かっているよ。私の選手たちは戦術を非常によく理解し、それを完璧に遂行してくれた。うちの組織はこれ以上ないものだったし、ロッベンが得意とする1対1の場面をつくることもできた。あの先制点がこの勝負の分かれ目だったね」。

 これまで、欧州を席巻してきたバルセロナに完勝を収めたが、一時代の終焉を意味するものではないと、ハインケス監督は続ける。「今夜で一つの時代が終わりを迎えたとは思わない。多くの選手を欠いたバルセロナに対し、我々はクレバーにプレーすることができた」と、振り返った

 決勝はドルトムントとのドイツ勢対決となった。「ドルトムントは決勝へ勝ち上がるにふさわしいチームで、やはり充実したシーズンを過ごしている」と話すハインケス監督だが「それでも、彼らの決勝進出には少し驚いたけどね」と、予想外であったことを認める。

 昨季は決勝でPK戦の末にチェルシーに敗れたが、今回は同じ轍を踏まないように準備したいと語る。「ウェンブリーでは我々が栄冠を手にできるよう願っている。今夜の成果をじっくりと振り返り、この瞬間を満喫したあと、今週末に控えるドルトムント戦に向けて気持ちを切り替えたい」と、25日の決勝への意気込みを語った。

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