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[コマスポ]前期リーグ中盤へ 連勝掴めるか

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]
 第87回関東大学サッカーリーグ戦2部第5節は3日、県立保士ヶ谷公園サッカー場で駒澤大が東京農業大と対戦する。3節で初の黒星を喫した駒大だが、前節の関東学院大との対戦は2-0で勝利し、今季初の無失点で抑え本来の調子を持ち直してきた。この勢いをどこまで持続でき、勝ち点を伸ばしていけるか、いい形で後期を迎えるためにもこの波に乗りたい。

 煮え切らない流れから一転し強烈なシュートを放ち会場を沸かせたのは、開幕以来スタメンに選ばれたMF中村駿(2年=習志野高)、本来のプレーに引き戻す起点を作り前半終了間際に先制点を獲得した。サイドアタッカーの小牧が不在の中、しっかりと結果を残しチームに貢献。2年生の中でも試合出場数が多く今後の活躍に期待が高まる。後半では秋田浩一監督が「ヘディングで勝っていた。マークしていたのは育英の同期だから余計に燃えたのでは」と話すように、FW小牟田洋介(3年=前橋育英高)は高さで競り勝ち、2点目のアシストとして貢献。開幕戦から得点に絡んできている小牟田に対し「もう少し自分に入ったボールのコントロールが出来れば」と秋田監督は改善点を挙げた。高さとコントロールで、更に得点数を伸ばしていってもらいたい。2得点目を決めた、豊富な運動量を持つストライカーFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)は裏に抜けたボールを見逃すことなくゴールを決めて見せた。開幕から既に4ゴールを決め、チームに必要不可欠な存在だ。更に後半途中出場で相手DFを翻弄したドリブラーのMFキム・デセン(1年=東京朝鮮高)は正確なセンタリングから好機を作った。「センタリングのタイミングを意識していれば点が取れていた」と山本は話し、後半の流れを握るキーマンとして次節も2人にも注目していきたい。

 対する東農大は関東学院大に3得点無失点と快勝し2連勝を収め、波に乗っている。しかし開幕2戦は試合開始直後の5分で先制点を奪われ黒星を喫している。相手の時間帯にさせない早い段階でリードすることが勝利のカギとなるだろう。特に注意しなければいけないのが、FW今野順(4年=川崎F U-18)。相手守備陣を落としいれる、運動量とスピードには駒大守備陣の堅守で守り切りたい。DF平尾優頼(3年=市立船橋高)とDF伊藤槙人(3年=浜名高)の連携、さらに高身長を活かし前線へとボールを運ぶプレーが期待される。前節では相手のカウンターを受け、危ない場面が見られたが、セカンドボールをいかに上手く拾い流れを掴んでいけるかが問われる。また、東農大はDF櫻岡徹也(3年=三菱養和SCユース)の1対1で負けないフィジカルや粘りのあるプレーを武器に、2勝している相手には無失点で抑えている。更には早い段階で修正を掛けてくるが、前半でプレスを掛け駒大のペースに持っていければ勝利に繋がるはずだ。

(文 駒大スポーツ 藤原菜摘)

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