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CSKAにスタジアム問題 CLの試合をモスクワで戦えず?

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1400キロ離れたクラスノダルで開催する可能性も

 チャンピオンズリーグ(CL)で王者バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティ、ビクトリア・プルゼニと対戦するCSKAモスクワが、スタジアム問題に直面している。アレナ・ヒムキのピッチコンディションの劣悪さから、クラスノダルでの試合開催を余儀なくされる恐れもあるそうだ。

 アレナ・ヒムキはCSKAやディナモ・モスクワがコンスタントに使用しているスタジアムだ。だがさらに、ヨーロッパリーグ予選プレーオフのザンクト・ガレン戦で、スパルタク・モスクワも同スタジアムを使用。先週、下部年代の代表戦もやはりアレナ・ヒムキで開催された。

 そのため、アレナ・ヒムキの芝は痛んでおり、CLまでに回復するかが分からないという。そして、もしも使用不可能と判断された場合、CSKAはモスクワから1400キロも離れたクラスノダルで試合を行う可能性があるそうだ。

 CSKAのロマン・ババエフGM(ゼネラルマネジャー)は、スタジアムの問題について、次のように話している。

「スタジアムサイドはモスクワ市に、開催する試合を減らすように何度も依頼している。だが、効果はなかった。今のピッチはまったくCLにふさわしいレベルではない。ロシアサッカーにとっても、対外的に良くないことだ。選手たちもケガをしかねない」

「じゃがいも畑のようなピッチでバイエルンやシティと対戦するなんて、考えられないことだ。我々はピッチの改善に努める。雨が降らないことを願うよ。もしもヒムキで開催することが不可能なら、我々はクラスノダルでの開催を求めるだろう。そうならないことを願っている」

 また、レオニド・スルツキ監督も、「ヒムキのピッチは心配というだけでなく、パニックにさせるほどだ.UEFAの委員会が不適切と判断したら、我々はクラスノダルでプレーしなければいけなくなる」と懸念を示している。

 夏のミラン移籍が成立せず、CSKAでCLを戦うことになった日本代表MF本田圭佑にとっても影響が心配されるだけに、ピッチコンディションの改善が期待されるが…。


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