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[CL]ミラン、アディショナルタイムのPKでアヤックスとドロー

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バロテッリにゴール復活も微妙な判定にアヤックスは不満

 1日に行われたチャンピオンズリーグ・グループH第2節、アヤックス対ミランの一戦は、1-1のドローに終わった。

 ミランは先発予定のビルサにフィジカルの問題が発生し、急きょポーリがスタメンに名を連ねる。リーグ戦で出場停止のFWマリオ・バロテッリを、ロビーニョリカルド・モントリーボが支える形で試合開始を迎えた。

 前半は完全にポゼッションを支配したホームのアヤックスのペース。まずは5分、ドゥアルテの縦パスからデ・サがやや厳しい角度からシュートを放つが、GKアッビアーティに阻まれる。18分には、ペナルティーエリア外からのフィッシャーの右足シュートがミランに冷や汗をかかせた。

 36分にはドゥアルテが鋭いFKで直接狙うが、アッビアーティの壁を破れず。これで得たCKの流れから、モイサンデルがペナルティーエリア外からシュートしたが、ボールはクロスバーを越えた。

 7割のポゼッションでゲームを組み立てたアヤックスは、ミランをシュートゼロに抑えて主導権を握ったものの、守備で集中を切らさなかったミランを崩せず。スコアレスで試合は前半を終える。

 後半はミランがギアを一段上げ、48分に最初のチャンスをつくる。ロビーニョの縦パスを受けたコンスタンが、ペナルティーエリア内で折り返すと、これにモントリーボが左足で合わせた。だが、このシュートはGKシレッセンに阻まれる。

 63分にもミランにチャンス。ロビーニョからのパスを受けたバロテッリが、左サイドからペナルティーエリア内に切り込んで右足シュートを放つと、カーブがかかったボールは、シレッセンの手に触れてからクロスバーを叩いた。

 ドローでもよしとしつつ、隙があれば得点を奪うといった感のミランは、80分にマトリ、84分にエマヌエルソンを投入。85分には、その2人が絡んでチャンスとする。バロテッリのクロスをマトリが落とし、エマヌエルソンがペナルティーエリア内でキープしてから落とすと、バロテッリが強烈なシュート。だが、これもシレッセンに阻まれる。

 すると、終盤はアヤックスに立て続けにチャンスが訪れた。シエネがネットを揺らした場面は、ハンドで得点にならなかったが、直後の89分、メクセスのクリアミスからS・デ・ヨングに絶好機。だが、サパタのカバーリングも効いたか、シュートはアッビアーティのセーブに遭う。

 それでも、これで得たCKから、アヤックスはついに試合を動かす。完全にフリーとなったデンスビルが、ヘディングでゴールネットを揺らした。

 大事な場面でのディフェンスの緩みから失点したミランは、あわてて攻めに出る。するとアディショナルタイム、バロテッリがファン・デル・ホーン倒されてPKを獲得。これをバロテッリが自ら沈め、同点に追い付いた。

 微妙なPK判定にスタンドが不満を示すなか、試合はタイムアップ。アヤックスの選手たちは、試合後も審判団に抗議したが、受け入れられず。金星目前で勝ち点2を落とす結果となった。


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