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[CL]香川フル出場のマンチェスター・U、今季最多5ゴールで決勝トーナメント進出を決める

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[11.27 欧州CLグループリーグ第5節 レバークーゼン0-5マンチェスター・U]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は27日、グループリーグ第5節2日目を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は、敵地でレバークーゼン(ドイツ)と対戦し、5-0で勝利した。香川はトップ下で先発出場し、先制ゴールと4点目の起点になるなど、チームの勝利に貢献。ユナイテッドは勝ち点を11に伸ばし、2シーズン連続のグループリーグ突破を決めている。

 グループAの首位に立つユナイテッドと、2位のレバークーゼン。この試合に勝利したクラブは、決勝トーナメント進出が決まるという一戦だったが、ユナイテッドは、FWロビン・ファン・ペルシーが鼠蹊部を負傷して欠場。FWウェイン・ルーニーを1トップに置き、香川をトップ下に配置した4-2-3-1で試合に臨んだ。

 前半22分、マンチェスター・ユナイテッドが先手を取る。自陣でMFシュテファン・ライナルツから香川がボールを奪い、ボランチのMFライアン・ギグスに預ける。ギグスが左に開いたルーニーにパスを付けると、ゴール前には香川が走り込む。この動きにDFがつられると、ファーサイドではMFアントニオ・バレンシアがフリーになる。ルーニーからのクロスをバレンシアがゴールに押し込み、ユナイテッドが先制した。

 先手を取り、試合を優勢に進めるユナイテッドは、前半30分に左サイドでFKを獲得する。ルーニーがゴール前に速いボールを入れると、DFクリス・スモーリングと競り合ったDFエミル・スパヒッチの頭に当たったボールはゴールに吸い込まれ、ユナイテッドがリードを広げた。このままユナイテッドが2-0とリードして、前半を折り返した。

 後半もレバークーゼンに隙を与えないユナイテッドが、優勢に試合を運ぶ。MFナニやルーニーが個人技から少ない手数でフィニッシュに持ち込むが、シュートは枠を捉えられない。それでも、後半21分にはCKからDFパトリス・エブラがヘディングシュート。これにルーニーが合わせてコースを変えたが、DFに阻まれる。しかし、ボールはDFジョニー・エバンスの前にこぼれ、エバンスがゴールを決めて勝利を決定づけた。

 意気消沈のレバークーゼンに対し、ユナイテッドは後半32分に波状攻撃を見せる。最後は香川のスルーパスを最終ラインの裏で受けたルーニーの折り返しを、スモーリングがゴールに決めて、4-2で勝利した9月17日の第1節に続き、レバークーゼンから4点目を挙げた。

 終盤になると、ユナイテッドはルーニーをベンチに下げ、ナニを1トップにし、MFアンデルソンをトップ下、香川を左SHに配置した新布陣もテスト。後半43分にはギグスからパスを受けたナニにも得点が生まれ、ユナイテッドが今季最多5ゴールを挙げて完勝を収めている。


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