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[CL]チェルシー、ウィリアンの同点FKも…モウリーニョの古巣ポルトに2失点敗戦

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[9.29 欧州CLグループリーグ第2節 ポルト2-1チェルシー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は29日、グループリーグ第2節1日目を各地で行った。G組のチェルシー(イングランド)は敵地でポルト(ポルトガル)と対戦し、1-2で敗れた。第3節は10月20日に行われる。

 チェルシーは、ジョゼ・モウリーニョ監督が2004年に初めて欧州CL制覇を成し遂げたクラブとの対戦となった。スターティングメンバーはリーグ戦で出場停止中のFWジエゴ・コスタ、MFジョン・オビ・ミケルが先発。MFエデン・アザールとMFネマニャ・マティッチはベンチスタートとなった。

 対するポルトはGKイケル・カシージャスが先発出場。これによりカシージャスは、欧州CLの大会通算出場数を152試合に伸ばし、最多記録を樹立した。また、UEFA主催クラブ大会の歴代出場ランキングでも現マンチェスター・ユナイテッドのコーチであるMFライアン・ギグス氏がもつ159試合に並び、6位となった。

 欧州CLでは好スタートを切ったチェルシーは、序盤からポルトの激しい守備に苦しみながらも果敢にゴールに迫った。前半5分、PA左からD・コスタが落としたボールをMFセスク・ファブレガスが右足シュート。同13分には、カウンターからMFウィリアンのスルーパスを受けたFWペドロ・ロドリゲスに決定機も左足シュートはGKカシージャスが止められてしまった。

 押し込まれる時間が続いたポルトだったがこれを耐え凌ぐと前半39分に先制点を挙げる。MFヤシン・ブラヒミが左サイドからドリブルで切れ込み、相手2人をかわして右足シュート。これはGKアスミール・ベゴビッチの右手に弾かれたが、こぼれ球をMFアンドレ・アンドレが右足で押し込み、先制のゴールネットを揺らした。

 1点を追う展開となったチェルシーは前半45分にMFラミレスがドリブルで仕掛けてゴール正面やや左側でFKを獲得。これをウィリアンが蹴ると、壁の右側を抜けたシュートはGKカシージャスが一歩も動けず、ゴール右隅に突き刺さった。試合は直後に前半終了を告げる笛が鳴り、チェルシーが前半終了間際に同点として前半を終えた。

 後半立ち上がりから主導権を握ったのはチェルシーだったが、ホームの声援を受けてポルトがセットプレーから勝ち越しに成功する。後半5分、MFルベン・ネベスの左CKをニアでDFマイコンが頭でそらし、GKベゴビッチの反応が遅れて2-1とした。

 反撃に出るチェルシーは後半9分、D・コスタが右45度の位置から右足を振り抜く。綺麗な放物線を描いたシュートはGKカシージャスも届かなかったが惜しくもクロスバー直撃。同17分にはミケルを下げてアザールを投入し、攻勢を強めるとその2分後にペドロのパスからアザールがワンタッチで相手をかわし、PA右の角度のないところから右足で狙うも外側のサイドネットに外れた。

 後半26分にはポルトの波状攻撃を何とか凌いだチェルシー。同28分に19歳FWケネディとマティッチを投入すると、直後にウィリアンの左CKからDFブラニスラフ・イバノビッチがヘッドもわずかに右へ外れる。同36分にはまたもCKからニアを突かれ、あわやのシーンを作らせてしまうが、左ポストに助けられた。

 最後までチェルシーは攻める姿勢を見せたが、反撃及ばず1-2で敗戦。今大会初黒星を喫した。また、復調の兆しが見えていたが、公式戦では5試合ぶりの黒星となった。対するポルトは今大会初白星を挙げ、公式戦の無敗を8に伸ばした。


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