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[CL]OGで点を取り合いドロー、パリSGがアウェーゴール数でアーセナル上回り首位に

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パリSGは引き分けでA組首位に立った

[11.23 欧州CLグループリーグ第5節 アーセナル2-2パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日、グループリーグ第5節を行い、A組のアーセナル(イングランド)はホームでパリSG(フランス)と対戦し、2-2で引き分けた。すでにグループリーグ突破を決めている両チームの対戦。ともに勝ち点を11に伸ばしたが、直接対決のアウェーゴール数で上回るパリSGが首位に立った。

 勝ったチームの首位通過が決まる一戦。立ち上がりは互いに慎重な入りを見せた。パリSGは前半15分、MFルーカスの右CKにニアサイドのFWエディンソン・カバーニが頭で合わせると、こぼれ球が転々とゴール方向に向かったが、カバーに入ったMFフランシス・コクランがクリアし、ゴールラインを割らせなかった。

 徐々に流れを引き寄せるパリSGは前半18分、DFチアゴ・シウバの縦パスを受けたMFチアゴ・モッタが絶妙なスルーパス。PA内左のスペースに抜け出したMFブレズ・マトゥイディのグラウンダーの折り返しをファーサイドに詰めたカバーニが滑り込みながら右足で押し込み、先制点を奪った。

 攻撃のリズムをつかめないアーセナルはパリSGの素早い寄せに遭い、なかなかシュートまで持ち込めない展開が続いたが、前半アディショナルタイム、MFメスト・エジルのスルーパスに反応したFWアレクシス・サンチェスがPA内でMFグジェゴシュ・クリホビアクに倒され、PKを獲得。キッカーを務めたFWオリビエ・ジルが落ち着いてGKの逆を突いてゴール左に沈め、前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 1-1で前半を折り返すと、パリSGは後半8分に敵陣でボールを奪取したルーカスがDFローラン・コシールニーに倒され、FKを獲得。ルーカスが自ら直接狙ったが、惜しくもクロスバーを直撃し、勝ち越しゴールとはならなかった。

 すると後半15分、アーセナルはラッキーな形で逆転に成功する。ドリブルで仕掛けたエジルが右サイドに展開し、サンチェスがワンタッチでゴール前にクロス。DFに当たったこぼれ球をMFアーロン・ラムジーが右足で狙うと、DFマルキーニョスのクリアが目の前のMFマルコ・ベッラッティに当たって跳ね返り、ゴールネットに吸い込まれた。

 まさかのオウンゴールで逆転を許したパリSGだが、後半32分、FWアテム・ベン・アルファの右CKをファーサイドのルーカスがヘディングシュート。これをゴール前のFWアレックス・イウォビがクリアし切れず、イウォビの頭に当たってコースが変わったボールがそのままゴールネットを揺らし、こちらもオウンゴールで2ー2の同点に追いついた。

 パリSGは後半35分、ルーカスの右クロスにカバーニが飛び込み、ダイビングヘッドで合わせたが、わずかにゴール左へ。3点目は奪えず、そのまま2-2でタイムアップ。勝って首位通過を決めることはできなかったが、勝ち点11で並ぶアーセナルを直接対決のアウェーゴール数で上回り、首位で最終節を迎えることになった。12月6日の最終節でパリSGはホームでルドゴレツ(ブルガリア)、アーセナルは敵地でバーゼル(スイス)と対戦する。

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