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フェライニが劇的V弾!ヤングボーイズに大苦戦のマンU、1戦残してGL突破が決定

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決勝点を決めたマルアン・フェライニ

[11.27 欧州CLグループリーグ第5節 マンチェスター・U 1-0 ヤングボーイズ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は27日、グループリーグ第5節1日目を行った。H組のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は本拠地オールド・トラッフォードでヤングボーイズ(スイス)と対戦し、1-0で勝利。1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。

 残り2節となった欧州CLグループリーグ。今節で2位ユナイテッドが勝ち、他会場の首位ユベントス(イタリア)が引き分け以上でユナイテッドの突破が決まる状況。24日のクリスタル・パレス戦から6人を変更し、DFフィル・ジョーンズやMFフレッジ、FWマーカス・ラッシュフォードらが先発し、MFポール・ポグバとFWロメル・ルカクはベンチスタートとなった。さらにFWアレクシス・サンチェスはベンチメンバーから外れた。

 試合はホームのユナイテッドが優勢に進めた。前半5分、自陣中央でDFルーク・ショーがインターセプトし、前線に送ると、リンガードが触ったボールが相手DFの背後に抜ける。これに反応したラッシュガードがGKと1対1の状況から右足を振り抜いたがクロスバーの上。ジョゼ・モウリーニョ監督はベンチで両手を広げて首を振り、不満を露わにした。

 前半26分、ユナイテッドはリンガードの落としからラッシュフォードが右足ミドル。これはわずかにゴール左に外れたが、前線中央に入ったラッシュフォードが積極的にボールを呼び込み、シュートシーンに絡んでいった。しかし、ヤングボーイズの前線からの守備、切り替えの早さに苦しみ、前半のうちに得点することができなかった。

 ヤングボーイズは前半終盤に右足首あたりを痛め、一度治療を受けたDFスティーブ・フォン・ベルゲンを下げ、後半開始からDFウリセス・ガルシアを投入。だが、後半もユナイテッドが押し込む展開に。後半11分、FWアントニー・マルシャルがPA内へ送ったパスが相手に当たって上空に舞い上がり、GKがクリアしきれなかったボールをMFマルアン・フェライニが右足ボレー。決定的なシーンだったが、枠を外してチャンスを逃した。

 攻めあぐねるユナイテッドは後半19分、フレッジとリンガードを下げ、ポグバとルカクをピッチに送り込む。21分、そのポグバの鮮やかなボールコントロールからペナルティーアーク内でパスを受けたラッシュフォードが左足を振り抜く。これが枠を外れると、MFフアン・マタを送り出した直後にピンチが訪れる。

 ヤングボーイズは後半24分、左CKのクリアボールをFWクリスティアン・ファスナハトが左足シュート。相手に当たってコースが変わり、ゴール左に飛んだがGKダビド・デ・ヘアにライン上で止められ、先制点とはならず。それでも徐々に相手陣内でボールを回す時間を増やしていった。

 試合はこのままスコアレスで終わるかと思われた。しかし、ユナイテッドは後半アディショナルタイム1分、ハーフェーライン付近の左サイドからショーが高い弾道のクロスをゴール前に送り込み、ルカクが後方にそらしたボールをPA中央でおさめたフェライニが相手を背負いながら反転して右足シュート。これがゴール左隅に吸い込まれ、1-0で勝った。

 H組2位のユナイテッドはこれは勝ち点10。首位ユベントス(勝ち点12)が3位バレンシア(勝ち点5)に勝ったため、最終節を前にユナイテッドのグループリーグ突破が決まった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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