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大一番でシュートを防げず…デ・ヘアに批判殺到、SNSでは「スペインのカリウスだ」

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好セーブを連発したが、思わぬミスにより失点したダビド・デ・ヘア

 16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦、バルセロナvsマンチェスター・ユナイテッドは3-0でバルセロナが勝利を収めた。2戦合計4-0でバルサがCL4強入りを決める結果となったが、第2戦でのユナイテッド守護神ダビド・デ・ヘアのプレーに思わぬ批判が集中している。

 16分にFWリオネル・メッシが右サイドからカットインし、左足で先制弾を記録。これはGKとしてほぼノーチャンスだったものの、話題となっているのがその4分後の2失点目だ。

 バイタルエリア中央から縦にドリブルを仕掛けたメッシは、利き足ではない右足でシュートを放つ。シュートコースは決して厳しいものではなかったが、デ・ヘアは倒れながらのセーブで目測を誤り、ストップに失敗。シュートは脇の下を抜け、そのままネットに吸い込まれた。

 このワンプレーを受けてスペイン『アス』は「メッシのシュートを防ぐどころか、基本的なスキルを披露することもできなかった。ボールストップの練習からやり直す必要があるかもしれない」と辛らつな内容で伝えた。

 また、ユナイテッドファンの間ではSNSで「(オレ・グンナー)スールシャールが1999年に演出したカンプ・ノウの奇跡から20年経過し、デ・ヘアがあんなプレーを見せるとは」、「あの恥ずかしいプレーから(マッシモ)タイービを思い出した」、「デ・ヘアは酷いシーズンを送っているな」、「デ・ヘアは新しいGKコーチにロリス・カリウスを雇ったようだ」「これはまさにダビド・デ・タイービだな」「スペインのカリウスだね」といった意見が相次いだ。

 GKタイービといえば、1999年にユナイテッドへ加わったイタリア人GKで、初年度に3-3で引き分けたサウサンプトン戦で2つの大きなミスを見せたことから、アレックス・ファーガソンからの信頼を失い、出場試合数はわずか4にとどまった。“ユナイテッドによるGKの補強失敗例”としてその後もしばしば話題になる。

 そしてGKカリウスはリバプールに所属していた17-18シーズンのCL決勝、レアル・マドリー戦でFWカリム・ベンゼマに先制点を献上する不用意なミスを見せ、その後FWガレス・ベイルのミドルシュートをディフレクトしようとして失敗。弾いたボールがそのままゴールへと吸い込まれ、2失点に関与した。リバプールは1-3で敗れ、チームやファンからの信頼を失ったカリウスは今季、期限付き移籍でベジクタシュへと放出されている。

 これまで、11-12シーズンからユナイテッドの正GKとして数多くのビッグセーブを見せてきたスペイン代表GKデ・ヘア。だが、ファンからのデ・ヘアに対する評価は、CL準々決勝バルセロナとの第2戦を境に大きく変わってしまう可能性があるようだ。

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