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ブッフォン「この結果は運命だった」3季前CL8強敗退の悪夢を踏まえ、逆転首位通過に手応え

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 ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンが、バルセロナ相手に勝利、逆転での首位勝ち上がりに喜びのコメントを口にしている。

 現地時間8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第6節、バルセロナvsユベントスは0-3でアウェーのユベントスが勝利。これでユベントスは勝ち点15でバルセロナと並んだものの、バルセロナとの当該成績で上となったため、最終節で逆転1位突破となった。

 この試合でフル出場したブッフォンは『Sky Sports Italia』に対して「これは並外れた成果だ」とアウェーでのバルセロナ戦快勝を喜んだ。

「これはユベントスにとって自信を後押しするものだ。過小評価されるようなものではないと思っているよ。僕らはアンダードッグとしてカンプ・ノウにやってきた。ホーム戦を0-2で落としたのに、アウェー戦を3-0で制した。これは本当に素晴らしい結果を手にしたと思う」

 また、ブッフォンは17-18シーズン、レアル・マドリーとの準々決勝での思い出を回顧しながら次のように述べている。

「この結果は運命だったと信じている。あの時、マドリー相手にホーム戦は0-3で敗れ、アウェーでは3-1という結果に終わった。だが物議を醸すPKまでは3-0で勝っていたし、勝ち上がることも可能だったと思っている。あの出来事があったから、今夜の結果があった。その時の悪夢を払しょくできたと認識しているよ」

 17-18シーズンのCLラウンド8でユベントスはレアル・マドリーと激突。ホーム初戦を0-3で落としたが、サンティアゴ・ベルナベウでのアウェー戦は3-0で終盤を迎えていた。だが土壇場でレアル・マドリーにPKが与えられ、この判定に抗議したブッフォンは退場処分を受けた。そしてこのPKを決められ、ユベントスはあと一歩まで当時の欧州王者を追い詰めながら、2戦合計3-4と、土壇場でCL8強敗退。ブッフォンは3季前の状況がフラッシュバックしていたようだ。

 そして1月に43歳を迎える大ベテランは、過去の反省を口にしながらも今後に向けて意気込みを示している。

「誰もがキャリアに浮き沈みはあるものだ。時には屈辱を味わってそれを成長の糧にすることだってね。シーズンごとに出来不出来はあるものだし、過去と比較するのは正しくないかもしれない。僕らがすべきことは正しいアイデンティティを持ち、魂を見つけることだ。魂がなければテーブルゲームだったとしても勝つことができないんだ」

「僕はチームを鼓舞して、できる限りみんなをもり立てていきたいんだ。自分が正しい方向に進み、それをみんなに伝えることで、素晴らしいモチベーションがチームに波及されるはず。だから僕は声を出し続けるのさ」

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