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CL敗退のアトレティコ…シメオネ監督は「戦術への後悔?試合後には何も解決できない。チェルシーは正当な勝者」

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チェルシーを称えたディエゴ・シメオネ監督

 17日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦、アトレティコ・マドリーはアウェーでのチェルシー戦を0-2で落とし、2試合合計0-3で敗退が決定した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、チェルシーのことを「正当な勝者」と称えている。

 第1戦を0-1で終えていたアトレティコは、逆転を狙うべきこの第2戦で、チェルシーに対して攻撃がほぼ通用せず。速攻からMFハキム・ジイェク、DFエメルソン・パルミエリにゴールを決められ、なすすべなくCLの舞台を去ることになった。

 シメオネ監督は、スペイン『モビスタール・プルス』のインタビューで次のようにコメントしている。

「彼らは正当な勝者だ。第1戦は彼らがゴールを奪ったものの、内容的には均衡していて、今日は彼らの方が上だった。私たちは前からプレッシングを仕掛けようと試み、ときに成功し、ときに苦労を強いられた。そのために違う道からゴールを奪おうとしたが、鋭い攻撃ができなかったね」

「ただ今日は、チームに加入して以降の最高のジョアン(・フェリックス)が見られたし、サウールも後半から調子を上げていた」

 シメオネ監督は後半途中にFWルイス・スアレスをピッチから下げたが、選手はその交代への憤りを隠せなかった。この出来事については、どう感じているのだろうか。

「選手がプレーし続けたいのは当然だ。しかし、私たちは違う形で攻撃をすべきという理解があり、だから交代を敢行した」

 シメオネ監督はこの試合の前半に4-4-2を採用し、後半から現在の基本システムである3-5-2に戻している。

「前半は前線の4選手でプレッシングを仕掛けようと試みた。選手たちは全力を尽くしたが、ボールをほとんど奪うことができなかった。ロディがイエローカードを提示されたことで、後半にはまた違う状況を探したということだ。チェルシーの方が優れていたし、私たちはボールを奪うことができなかった。彼らを祝福し、私たちは改善を続けていくことになる」

「後悔しているか? 試合後に後悔することは、とても簡単だ。もっと良い質問をしてくれ。試合後には、もう何も解決することができない」

「今季のチャンピオンズは、最初から苦労を強いられた。そのことを受け入れなくてはならないが、私たちは進歩もしていた。私たちには大きな未来と大切な現在がある。今日は学ぶ日だったということだ。学んで、また進んでいきたい」

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