15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリーをホームに迎えたパリSGは1-0の完封勝利を収めた。唯一の得点を奪ったのがFWキリアン・ムバッペだった。

　0-0のまま突入した後半アディショナルタイム、90+4分にムバッペが大仕事をやってのける。左サイドでボールを受けると、DFエデル・ミリトンとDFルーカス・バスケスを一瞬の加速で抜き去ってゴール前へ。右足のシュートでGKティボー・クルトワの股を抜き、ゴールネットを揺らした。

　この1点が決勝点となり、パリSGが1-0で先勝した。

　ゴールを叩き込まれたレアルイレブンもムバッペに脱帽。クラブ公式ウェブサイトで、クルトワは「何度か彼を止めたが、最後のアクションで彼はそのレベルの高さとクラスを示した。だからこそ彼は世界最高の一人」と語り、MFカゼミーロは「サッカーを愛する僕らにとって、ムバッペのような選手のことを話すのは名誉。彼は非常に高いレベルにあり、素晴らしい才能を備えている」と称賛している。

　さらに、カルロ・アンチェロッティ監督も「ムバッペは止められない。我々は彼を封じようとして、ミリトンは素晴らしい仕事をしてくれたが、彼はいつでも何かを成し遂げられる選手であり、最後の1分でそれをやってのけた」と振り返った。

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