バイエルンのFWロベルト・レバンドフスキがチャンピオンズリーグ史上最速でハットトリックを達成した。

　8日に行われたチャンピオンズリーグラウンド16セカンドレグでバイエルンはホームにザルツブルクを迎える。敵地での初戦をドローで終えたバイエルンだが、この試合ではレバンドフスキが23分までに3ゴールを奪うなど前半だけで4点のリードを奪う。さらに、後半にはトーマス・ミュラーらが追加点を挙げて7-1で勝利した。

　12分にPKから先制点を奪ったレバンドフスキは、21分にもPKからネットを揺らして、その2分後にはこぼれ球を押し込んでわずか23分でハットトリックを達成。なお、これはチャンピオンズリーグ史上最速でのハットトリックに。これまでの記録はミランのマルコ・シモーネが1996年のローゼンボリ戦で記録した24分だった。

　この活躍を受け、同選手はプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出。UEFAテクニカルオブザーバーパネルは「3ゴール1アシスト、彼は常にとても重要な選手だ。バイエルンが優勢だったが、彼の3ゴールで試合は完璧に変わった。彼個人のレベルとクオリティでザルツブルクは3点のビハインドを背負った。試合を通して彼はザルツブルクのセンターバックにとって強敵すぎた」と評価した。

　さらに、レバンドフスキにとってこれはグループリーグ第4節ベンフィカ戦に次ぐ今シーズンのチャンピオンズリーグで2度目のハットトリック。同一シーズンに2度以上1試合に3ゴールを決めたのは、マリオ・ゴメス、ルイス・アドリアーノ、リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドに次ぐ快挙になるようだ。

　なお、バイエルンFWはこれで今シーズンのチャンピオンズリーグでの得点数を12ゴールに伸ばし、暫定的にアヤックスのセバスティアン・ハーラーを上回って得点ランキングトップに浮上した。

---

●チャンピオンズリーグ(CL)21-22特集