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絶妙アウトサイドクロスで反撃の狼煙上げたモドリッチ「甘美な敗戦だ。苦しみに慣れている僕たちはあきらめなかった」

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レアル・マドリーMFルカ・モドリッチ

 レアル・マドリーは12日にチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのチェルシー戦に臨み、2-3で敗れた。しかし2試合合計では5-4で上回り、準決勝に歩を進めている。MFルカ・モドリッチは試合後、このセカンドレグの黒星を「甘美な敗北」と形容しながら喜びを表している。

 立ち上がりからチェルシーに主導権を握られたマドリーは、3点を許して2試合合計3-4と逆転された。が、モドリッチの絶妙なアウトサイドクロスからFWロドリゴが同点弾を決めて延長戦まで持ち込むと、延長戦前半にFWカリム・ベンゼマがヘディングシュートを突き刺し再逆転で準決勝進出を決めた。

 試合後、モドリッチはスペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューで次のように語った。

「信じられない夜だ。ベルナベウで再び最高の試合が行われたってわけさ。素晴らしい夜で、とても甘美な敗北だよ」

「僕たちは苦しんだ。だけど最後まであきらめなかった。0-3で負けていても信じたんだ。自分たちは悪い試合をしていたわけじゃなかった。チェルシーは迎えた決定機をほとんどの物にしたけど、僕たちは信じて戦い、逆転することに自信を持っていた。監督の選手交代も良かったし、それが試合の流れを変えた。準決勝に進めて、とても満足しているよ」

「僕たちは苦しむことに慣れている。チャンピオンズでは、これまで何度もこういったことがあったから。ユーヴェ戦、バイエルン戦、アヤックス戦、シャルケ戦と、苦しみの夜が何回もあったんだ。今、この感情の昂りを説明することは難しい。僕たちにとっては、すべてを出し尽くした120分間だった。2~3人の負傷者を出しながらも意思の強さを見せた。チームは素晴らしかったよ」

 ベルナベウの観客は試合後、モドリッチを称えるべく、その名前を何度も叫んでいた。

「観客が自分の名前を叫ぶなんて、最高に誇り高い。その愛情に感謝するよ。ここにやって来た日から、僕はピッチで恩を返そうとしてきた。良いプレーをして、勝つことでね」

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