選手は言った。「ブラジルに帰るよ」と。しかし、指揮官はこう言う。「私は知らなかった」と――。

　マンチェスター・シティのキャプテンを務めるMFフェルナンジーニョは、13日に行われる欧州CL準々決勝第2戦アトレティコ・マドリー戦前、今夏にクラブを去る予定だと明かした。

　来季もマンチェスター・Cに残留するかと問われたフェルナンジーニョは、「いや、僕はレギュラーとしてプレーしたいんだ」と答えたという。今季のプレミアリーグでの先発出場は6試合にとどまっており、「ブラジルに帰るよ。僕にとって一番大切な家族と一緒に決めたんだ」と話している。

　しかし、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は「私は知らなかった」と驚きを隠せないようだ。

「シーズン終了後に何が起こるか見てみよう。何が起こるかは分からない。何度も言っているように、フェルナンジーニョは私にとって重要な選手なんだ」

「彼とは話しをするつもりだ。家族の決断なのか、それとも今シーズン以上の出場時間を望んでいるのか、私には分からない。彼はチームのため、多くの選手と接してくれるんだ。マンチェスター・シティにとって信じられないような選手であり、誰にも知られていない部分の貢献もある。私は彼がチームに何をもたらしているか、よく分かっている」

　フェルナンジーニョは会見後にソーシャルメディアに「100パーセント正直に、自然体に質問に答えた」と投稿しており、「自分の将来については、シーズンが終わってから話すつもりだ。これからも頑張っていこう!」と続けている。

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