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日本人3人先発&岩田CLデビューのセルティック、2人退場でフェイエノールトに完封負け

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FW古橋亨梧ら日本人3人が先発

[9.19 欧州CLグループE第1節 フェイエノールト 2-0 セルティック]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は19日、各地で開幕し、E組はフェイエノールト(オランダ)がセルティック(スコットランド)を2-0で下した。フェイエノールトのFW上田綺世は負傷のためメンバー外。セルティックはFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央が先発し、MF岩田智輝が途中出場で欧州CLデビューを果たした。

 日本人所属クラブ同士の欧州CL開幕戦。上田は日本代表として出場した国際親善試合ドイツ戦での負傷が響き、欧州CLデビューがお預けとなった一方、セルティックは4-3-3の布陣で古橋が1トップ、前田が右ウイング、旗手がインサイドハーフで先発した。

 試合はホームのフェイエノールトが主導権を握ったものの、セルティックが要所で攻撃に出ていく。前半15分、立ち上がりから再三高い位置を取っていた旗手の果敢なミドルシュートはGK正面。同36分には中盤でのボール奪取から旗手のスルーパスに前田が抜け出し、左足でコースを狙うも、GKティモン・ベレンロイターの好セーブに阻まれた。

 すると前半アディショナルタイム2分、フェイエノールトがセットプレーから試合を動かした。ゴール正面やや右でのFK、キッカーのMFカルビン・ステングスは味方が壁のダミーに入っていたコースを狙うと、これにセルティックGKジョー・ハートは反応できず、ボールは鋭い回転でゴールマウスに突き刺さった。

 後半はなんとか前に出たいセルティックだが、後半13分に旗手が交代で下がった後、18分に窮地に追い込まれる。ペナルティエリア内でFWイゴール・パイシャオと競り合ったDFグスタフ・ラガービエルケが腕で相手を倒してしまい、PKを献上。ラガービエルケには2枚目のイエローカードが出され、退場に追い込まれた。それでも直後、パイシャオのPKはJ・ハートがストップ。経験豊富な守護神がチームを救った。

 セルティックは後半22分、古橋に代わって岩田を投入。今年1月から加入した岩田はこれが欧州CLデビューとなった。ところが後半24分、セルティックはさらなる追い討ちに襲われる。旗手との交代でピッチに立っていたMFオディン・チアゴ・ホルムがMFマッツ・ウィーファーに激しい足裏タックルを食らわせると、主審は一発レッドカードの判定。20分間以上を残す中で9人でプレーすることを強いられた。

 一方のフェイエノールトは後半25分、このFKからDFルチャレル・ヘールトライダが鮮やかなループシュートを決めるが、これはVARの再確認の末にオフサイド。それでも同31分、右サイドを攻め上がったMFオンドジェイ・リングルのクロスをFWアリレザ・ジャハンバフシュが決め、リードを2点に広げた。

 セルティックは後半37分、前田もベンチに下げ、そのまま守りを固めてタイムアップ。2分4敗と一勝もできずに終わった昨季の欧州CLに続いて厳しい船出となった。一方のフェイエノールトは6シーズンぶりの欧州CLで白星発進を果たした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
竹内達也
Text by 竹内達也

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