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上田途中出場のフェイエノールトはELプレーオフ行き…3発快勝のA・マドリーが決勝T進出決定

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FW上田綺世(写真右)

[11.28 欧州CLグループE第5節 フェイエノールト 1-3 A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は28日、グループリーグ第5節を行い、FW上田綺世所属のフェイエノールト(オランダ)はアトレティコ・マドリー(スペイン)に1-3で敗れた。フェイエノールトはグループリーグ敗退が決定。ベンチスタートの上田は後半開始から出場したが、初ゴールはお預けとなった。

 先にキックオフした他会場で2位のラツィオがセルティックに勝利し、3勝1分1敗の勝ち点10としたため、2勝2敗のフェイエノールトは敗れればグループリーグ敗退が決まる一戦。日本代表活動明けの上田は公式戦9試合連続のベンチスタートとなった。

 試合はフェイエノールトが先行を許した。前半14分、A・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマンにCKをゴール前に入れられると、フェイエノールト守備陣がクリアしたが、二次攻撃がスタート。右サイドからMFマルコス・ジョレンテのクロスに対し、DFルシャレル・ヘールトライダーはGKに流そうとしたが、誤って身体に当たったボールがゴールに吸い込まれ、オウンゴールとなった。

 そのまま迎えた後半開始時、フェイエノールトはMFイゴール・パイシャオとの交代で上田を投入。北中米W杯アジア2次予選の2試合で5ゴールの大活躍を見せていたストライカーに反撃を託した。上田は試合の入りから積極的にエリア内で動き出しを繰り返すと、エースのFWサンティアゴ・ヒメネスのポストワークをサポート。前半はパフォーマンスが低調に終わったチームも徐々にリズムを取り戻し、攻勢を強めた。

 ところが後半12分、次に試合を動かしたのもA・マドリーだった。フェイエノールトは右サイドで押し込まれ、MFパブロ・バリオスの浮き球パスをエリア内に入れられると、DFマリオ・エルモソが左足ボレーで合わせてゴール右隅へ。意表を突いたスーパーゴールで点差が2点に広がった。

 一方のフェイエノールトは後半16分、上田が右からのボールを胸で収め、左足でフィニッシュを狙ったが、DFの股抜きシュートは枠外。すると同32分、フェイエノールトはセットプレーからDFマッツ・ビーフェルが決めて1点を返したが、同36分にもヒメネスのオウンゴールで失点し、またも2点差と苦しい状況に追い詰められた。

 上田は後半41分、斜めのスルーパスに左足ダイレクトで反応したが、そのシュートも枠外。そのままタイムアップを迎え、A・マドリーの決勝トーナメント進出と、フェイエノールトのグループリーグ敗退が決まった。フェイエノールトはグループ3位が確定し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフに回ることになる。
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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