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[CL]決勝進出へ自信を見せるテリーとドログバ「09年から学べた」

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 18日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝の第1戦でチェルシーは、バルセロナ1-0で下した。キャプテンのDFジョン・テリーと決勝点を挙げたFWディディエ・ドログバが、試合を終えてITV SPORTSのインタビューに応じている。

 立ち上がりから圧倒的にボールを保持される展開に、チェルシーは全員が自陣に引いて対応した。その状況をテリーは「今夜は忍耐力が問われることになると思っていたよ。バルセロナは早い時間帯から、信じられないくらいポゼッションを取っていたからね。僕たちは最初の10分から15分間、ほとんどボールに触れなかったんじゃないかな」と振りかえった。そして「彼らは間違いなく素晴らしいチームだ。本当に我慢強く対応しなければいけなかった。全員が素晴らしく、最後まで運動量を見せた試合だった」と胸を張った。

 守備に徹していたとはいえ、勝利は得点なしには挙げられない。テリーは決勝点を挙げたコートジボワール代表のストライカーを称賛した。「ドログバは信じられないね。こういう大舞台で輝くんだ。日曜日にウェンブリーで行われたトッテナム戦(5-1)もそうだっただろう? 最前線で世界でも有数のDFを相手にしながら、独力で何とかしてしまうんだ。彼にとってフラストレーションの溜まる展開だったかもしれないけれど、よくやってくれたよ」

 敵地カンプ・ノウで行われるバルセロナ戦では、引き分け以上の結果はもちろん、ゴールを挙げた上での1点差での敗戦でも、07-08シーズン以来となる決勝進出を果たすことができる。だが、テリーは楽観視していない。「次の試合は間違いなくタフなものになる。今日も何本かギリギリで守った場面もあったしね。彼らは素晴らしいチームだから、向こうではもっと多くのピンチがあるかもしれない」と語る。もちろん、自信がないわけではない。「今晩、僕たちは彼らへのリスペクトを示した。でも、恐れてはいないし、敵地でも仕事をなし遂げるよ」と力強く言った。

 また、決勝点を挙げたドログバは、チームの成長を勝因に挙げた。「僕たちは09年の敗退から学ぶことができた。3年前の敗戦から成長したと思う。今日はゴールを与えることがなかったからね。とにかく、この結果に喜んでいるよ。ホームで1-0、これは良い結果だよ。アウェーで、もう1点取って、決勝進出を決めたいと思う」と、新たな決意を口にした。


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