beacon

ラツィオ敗退、ファンの怒りはフロントにも 再び欧州のトップから遠ざかるセリエA

このエントリーをはてなブックマークに追加

 17日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦セカンドレグで、ラツィオはホームでスパルタ・プラハと対戦し、0-3で敗れた。1試合合計1-4の大敗で、ファンからの不満が噴出している。イタリア勢は、早くも欧州の舞台で全滅した。

 ファーストレグを1-1で引き分けていたラツィオ。アウェーゴールのアドバンテージがあったものの、あっさりとそれを失ってしまう。10分、中途半端なクリアを拾われてドチュカルに強烈なシュートを決められると、12分にも失点。いきなり2点のビハインドを背負った。

 これで3点が必要になったラツィオは、前半終了間際にも失点して0-3で折り返す。58分にフェリペ・アンデルソンとマトリを入れたものの、追い上げることはできず、ホームで不甲斐ない結果に終わった。

 ラツィオサポーターは苛立ちを爆発させ、クラウディオ・ロティート会長とイグリ・ターレSD(スポーツディレクター)に強く抗議したという。

 これはラツィオのみならず、イタリアサッカー全体にとって大きな失望だ。イタリア勢がチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(前身のUEFAカップを含む)の両方でベスト8に残っていないシーズンは、2000-01シーズン以来とのこと。

 00-01シーズンはユベントスローマラツィオインテルパルマペルージャウディネーゼが欧州の舞台に臨んだが、いずれもベスト8には進めなかった。

 昨シーズンのイタリア勢ではユベントスがCL決勝に進み、ELではナポリフィオレンティーナが準決勝まで勝ち上がった。イタリアサッカー復権に向けて前進していると信じていただけに、今シーズンのUEFAのリーグランキングポイントが伸びなかったのは大きな痛手だ。

 14-15シーズンはリーガ・エスパニョーラに次いで2番目に多くのランキングポイントを獲得したセリエAだが、今シーズンは4位以下が確定している。

●EL15-16特集
●セリエA2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP