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チームの積み上げに手応えを感じるクロップ「ファイナルも遠い目標ではない」

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 リバプール(イングランド)は28日に敵地で行われるヨーロッパリーグ(EL)準決勝第1戦ビジャレアル(スペイン)戦に臨む。ユルゲン・クロップ監督の前日会見でのコメントを欧州サッカー連盟(UEFA)公式サイトが伝えている。

 リバプールは14日のEL準々決勝第2戦のドルトムント(ドイツ)戦で一時1-3と窮地に追い込まれながらも、土壇場のゴールで4-3と逆転。2試合合計5-4でベスト4進出を果たした。クロップ監督は「私が昨年10月に就任した際、(来月に決勝が行われる)バーゼル行きなど現実的には考えられなかったが、今ではそれほど遠い目標ではなくなった」と、決勝進出や優勝もリアルな目標として視野に入れている。

 対戦相手のビジャレアルについては、「ビジャレアルの試合は5、6回見ている。組織的に守り、我慢強く相手のミスを待った上で、それに付け入ることができるチームだ」と分析し、「(ロベルト・)ソルダードや(セドリック・)バカンブの脅威に我々がどう対抗するのか?彼らへのパスを寸断することが最善の対策かもしれないね」と攻略法を明かした。

 クロップ監督自身、UEFA主催大会のスペイン勢とのアウェー戦で一度も勝ったことはないが、率いるリバプールは今大会でグループリーグ初戦から12試合無敗(5勝7分)を維持している唯一のクラブとなっている。「経験とは買えるものでも、話題にすることでもなく、自分で積み上げ、生かすものだ。しかし、経験を間違った方法で使っていては価値がない。すべてをパフォーマンスに反映させることが大切だ」。ここまで選手とともに積み重ねた経験を信じ、負のジンクスを打ち破りに行く。

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