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[EL]ルーニーが1点を返すも…ポグバ負傷のマンUはフェネルバフチェの“美技”に沈む

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ウェイン・ルーニーが鮮やかなミドルで1点を返したが…

[11.3 ELグループリーグ第4節 フェネルバフチェ2-1マンチェスター・U]

 ヨーロッパリーグ(EL)は3日、グループリーグ第4節を行った。A組のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は敵地でフェネルバフチェ(トルコ)と対戦し、1-2で敗れた。

 10月29日のプレミアリーグ第10節バーンリー戦でスコアレスドローに終わり、公式戦3試合連続で無得点となっているユナイテッド。フェネルバフチェとの“第2戦”は、バーンリー戦から3人を変更し、MFモルガン・シュネデルランが中盤の底に入り、FWアントニー・マルシャルが右ワイド、FWウェイン・ルーニーが1トップの位置に入った。

 試合は開始早々に動いた。フェネルバフチェは前半2分、左サイドのDFハサン・アリ・カルドゥルムがクロスを送ると、FWムサ・ソウが“完璧な”オーバーヘッド。目の覚めるようなシュートがゴール左上に突き刺さり、ホームのフェネルバフチェが先手を奪った。

 まさかの失点を喫したユナイテッドは、相手陣内でボールを回すもPA内までなかなか運ぶことができない。さらに前半19分にMFポール・ポグバがMFソウザとの接触で左腿あたりを痛め、しばらくプレーを続けたが、同29分に自らベンチへ引き上げた。ポグバに代わって、FWズラタン・イブラヒモビッチが入り、ルーニーがトップ下にポジションを変えた。

 前半はわずか2本のシュートに終わり、1点ビハインドで後半を迎えたユナイテッドは、シュネデルランに代えてMFフアン・マタを投入。後半12分にFWマーカス・ラッシュフォードのパスをPA左で受けたマタが左足で狙うなど、ユナイテッドが早い時間帯で同点に追いつくかと思われた。しかし、次にゴールネットを揺らしたのは、フェネルバフチェだった。

 フェネルバフチェは後半13分、MFメフメト・トパルがゴール正面やや右の位置でFKを獲得する。キッカーのFWイェレマイン・レンスが真横からの助走から右足で放ったシュートは壁を越え、枠外から鋭くカーブを描き、ゴール右隅に突き刺さった。これには名手GKダビド・デ・ヘアも動くことはできず、2-0でフェネルバフチェがリードを広げた。

 直後の後半16分にユナイテッドは、ラッシュフォードに代えてMFヘンリク・ムヒタリアンをピッチに送り込む。ムヒタリアンは9月10日のプレミアリーグ第4節マンチェスター・シティ戦以来の出場となった。だが、なかなか攻撃の形を作れず、逆にフェネルバフチェに何度もチャンスを作られてしまう。同14分、フェネルバフチェは右サイドのレンスがGKとDFの間に絶妙なクロスを送ると、FWエマヌエル・エメニケが抜け出す。GKと1対1の状況を作ったが、GKデ・ヘアにブロックされた。

 ユナイテッドは後半44分、MFアンデル・エレーラのパスをペナルティーアーク手前で受けたルーニーが反転から右足一閃。強烈なミドルがゴール左隅に突き刺さり、1点を返したが、反撃もここまで。ユナイテッドは1-2で敗れ、3位に順位を落とした。次節は24日にホームで行われ、フェイエノールト(オランダ)と対戦する。


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