アラベスは、現在期限付き移籍で加入している日本代表MF乾貴士を完全移籍で買い取ることを決めたようだ。スペイン『as』が伝えている。

　今季はレアル・ベティスに加入した乾だったが、キケ・セティエン監督の下で出場機会をつかめず。冬のマーケットでアラベスへの買い取りオプションなしでのローン移籍を選択。すると早々にポジションを掴み、リーグ戦12試合に出場して2ゴールを奪うなど、活躍を見せている。

　そんな乾に対し、アラベスは完全移籍に向けて動き出すことを決断したようだ。

『as』によると、アラベス上層部は乾の働きに好感を得ており、来夏の移籍市場において主要な獲得候補になるという。現在最も大きな問題は高額な給与だが、レアル・ベティスとの間で発生する選手の移籍金は高額にはならないようだ。

　なお同メディアは、乾と同時期に加入したアレックス・ブランコ、ディエゴ・ロランは完全移籍で獲得する可能性は低いとも伝えている。

　残り2試合となったリーガ・エスパニョーラで10位につけるアラベス。来季の欧州カップ戦出場はなくなったが、約4カ月間で好印象を与えた乾の働きを十分に評価していたようだ。

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