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鎌田大地に屈して27年ぶり不名誉記録…空席目立つアーセナルサポ「エメリ出て行け」

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アーセナルのウナイ・エメリ監督

 アーセナルは28日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第5節フランクフルト戦に敗れ、公式戦7試合無勝利となった。イギリス『BBC』によると、これは1992年2月以来27年ぶりの不名誉記録。23年間指揮を執ったアーセン・ベンゲル氏の後を継いだ就任2季目のウナイ・エメリ監督に早くも逆風が吹いている。

 アーセナルは10月27日のプレミアリーグ(EPL)第10節クリスタルパレス戦に2-2で引き分けて以降、カラバオ杯リバプール戦(●5-5、PK4-5)、EPLウォルバーハンプトン戦(△1-1)、ELギマランイス戦(△1-1)、EPLレスター・シティ戦(●0-2)、EPLサウサンプトン戦(△2-2)と、これまで1か月にわたって白星から遠ざかってきた。

 そうして迎えたELフランクフルト戦、ホームのスタンドには空席が目立ち、数少ない観客からも「エメリ、アウト(出て行け)」のバナーが出されるなど、厳しい状況の中で試合は始まった。前半はFWピエール・エメリク・オーバメヤンのゴールで先制し、上々の立ち上がりを迎えたが後半は一転。FW鎌田大地に2ゴールを献上し、逆転負けを喫した。

 試合後、エメリ監督はDFシュコドラン・ムスタフィの負傷により「後半の15分間、われわれはゲームコントロールを失ってしまい、2つのゴールを与えてしまった」と敗因を指摘。そのうえで「今夜はわれわれの日ではなかったが、グループ首位になるほど多くの試合に勝ってきた」とELでの戦いぶりを前向きに語った。

 それでも現地では、解任に向けた機運が高まっているようだ。『スカイ』のオリバー・ユー記者は「エメリアウト。戦術もない。フォーメーションもない。隠れる場所はない」というサポーターのバナーを紹介し、「観衆が少なかったにもかかわらず、ブーイングは大きかった」と指摘。「手遅れになる前にこの状況を制御する必要がある」と述べた。

 アーセナルは現在、ELのグループFでは首位に立っており、最終節のスタンダール・リエージュ戦に大敗しなければ決勝トーナメントに進出できる状況。一方、プレミアリーグでは首位と勝ち点19差の8位に沈んでいる。ライバルのトッテナムはいち早く監督交代の決断をとっており、クラブの動向にはさらに注目が集まりそうだ。

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