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[EL]内田が公式戦4戦ぶりフル出場で奮闘も…シャルケは痛恨のPK献上で黒星

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 ヨーロッパリーグ(EL)は8日、決勝トーナメント2回戦第1戦を行い、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケ04(ドイツ)は敵地でトゥエンテ(オランダ)と対戦し、0-1で敗れた。後半16分に退場者を出し、PKで失点。同点に追いつくことはできなかったものの、内田は公式戦4戦ぶりのフル出場を果たすと守備で存在感をみせた。第2戦は今月15日に行われ、シャルケはホームにトゥエンテを迎える。

 内田は公式戦4試合ぶりの先発スタート。2月25日のバイエルン戦(0-2)では途中出場したものの、先発での出場は2月19日のボルフスブルク戦(4-0)以来となった。FWファルファンを出場停止、FWフンテラールを故障で欠くシャルケだったが、立ち上がりから内田が果敢な攻撃参加をみせる。前半7分、ゴールまで約20mの距離から右足で強烈なミドルシュートを狙うも決めることはできない。その後もシャルケがチャンスをつくる。同24分にはセンターライン付近でボールを奪ったMFジョーンズがドリブルで駆け上がり、PA内へ切り込むと味方とのワンツーからシュートを放つ。これはGKに止められた。

 前半35分には左サイドを押し込まれ、ピンチを迎える。右クロスからファーサイドへMFナセル・チャドゥリに飛び込まれたが、内田が走り込みシュートコースを消す。ゴール目前で放たれたシュートは枠を外れた。前半はスコアは動かず。0-0で折り返した。

 すると後半、まさかの形で試合は動く。後半16分、縦パスに抜け出したFWルーク・デ・ヨングがPA手前で足をもつれさせて転倒。接触はなく、自ら体勢を崩したかに見えたが、追走していたMFマティプがPA内でデ・ヨングを倒したとして一発退場。PKを献上してしまう。これを自ら決められ、失点。残り約30分を1点ビハインドの上に、数的不利な状況で戦うことになってしまった。

 なんとか追いつきたいシャルケは、後半37分にFWオバシに代えて、MFドラクスラーを投入する。しかし、その後は1人多いトゥエンテに押し込まれる時間が続く。後半42分には、中央から崩されてピンチを迎える。PA内正面からチャドゥリに攻め込まれたが、内田が身体を入れて、シュートを打たせず。GKヒルデブラントがキャッチした。終了間際の45分には、FWラウルに代えて、DFエスクデロをピッチへ送った。

 終了間際のロスタイム1分にはさらなるピンチが訪れる。左サイドからのシュートをGKヒルデブラントが飛び出してパンチング。こぼれから再び無人のゴールへシュートを許すも、GKの後ろに回っていた内田がクリアしてみせた。ロスタイム3分には立て続けにセットプレーを獲得するもゴールにはつなげず。0-1で試合は終了。内田が守備で活躍をみせたがチームは勝つことはできなかった。


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