beacon

[スポ東]東海大に圧巻の7発勝利、前半戦首位で折り返す

このエントリーをはてなブックマークに追加

[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[6.23 第86回関東大学リーグ戦・前期2部リーグ第11節 東洋大7-1東海大]

 前節終了時点で前期リーグ首位が決定した東洋大は、今節9位の東海大と対戦した。前半3得点、後半4得点と攻撃陣が爆発し、7-1の大量得点で勝利した。中断後に行われる後期リーグでの2部昇格や天皇杯予選につながる大きな一戦となった。

東洋大7-1(3-0)東海大
<出場メンバー>
▽GK
松下理貴(4年=柏U-18)
▽DF
市川恵多(4年=前橋商業高)
松本怜大(4年=札幌U-18)
馬渡和彰(3年=市立船橋)
郡司昌弥(1年=柏U-18)
▽MF
石川俊輝(3年=大宮ユース)
黒須大輔(3年=習志野高)
年森勝哉(3年=F東京U-18)
桑田直徹(3年=大宮ユース)
▽FW
野崎桂太(4年=大宮ユース)
83分→澤井浩亮(4年=浦和東高)
三田尚央(3年=F東京U-18)
75分→川森有真(2年=広島ユース)

 いい緊張感のなかでキックオフした東洋大は、序盤こそボールが定まらなかったものの、終始自分たちのペースをつかみ、何度もゴール前へとボールを運ぶ。10分に松本から三田と細かくパスを繋ぎ、最後は野崎がシュートを打つも、これは相手キーパーにセーブされてしまう。22分にペナルティエリアの手前で松本からのパスを受けた三田が、強烈なシュートを決めて先制する。その後もリズムよくパスを回すことのできていた東洋大は、続く30分に三田からの速いクロスに反応した野崎がゴール前の混戦をヘッドで制して2-0とし、43分にも相手の裏をついた馬渡が石川からのアシストを受ける形で本人のバースデーゴールとなる追加点を決め3-0と攻撃の勢いは増すばかりであった。その後も、最終ラインでボールを回しながら、緩急をつけた攻撃を見せ前半を3-0で折り返した。

 後半になって相手FWが自陣中央に攻め込んでくるものの、東洋大は守備でも市川を中心にディフェンスラインを保ちつつ、抜け目なく対応し、隙を与えない。攻撃陣もサイドからのさまざまな攻撃が目を引くようになると、60分には右サイドから黒須が相手DFを切り崩し、絶妙なシュートで4点目を挙げた。その後、相手のプレスが時間の経過とともに緩くなり、ここから東洋大の独壇場となる。79分に黒須、年森と繋ぎ最後は野崎が軽く合わせて5-0とした。野崎に代わって81分に投入された澤井が、ペナルティエリア手前から絶好のタイミングでミドルシュートを放ち6点目を決めた。

 惜しくも集中が途切れたのか一瞬のうちにカウンターから失点を許すも、その1分後に再び澤井がゴール前で相手の守備陣をうまく切り返してダメ押しの7点目を決めた。東洋大の応援も最高潮になり、そのままホイッスルが鳴り響いて試合終了。終わってみれば東洋大は今季最多得点の7-1の大量得点で圧勝を果たした。

 前期リーグの全日程が終了した東洋大は9勝1分1敗、勝ち点28、総得点30、総失点9、と勝ち点以外でもリーグ内1位を独占する快挙を成し遂げたえ後期リーグにむけて良いスタートを切れる形で終えられたことは選手たちの自信につながるだろう。7月に行われる天皇杯予選では、1部リーグの大学との対戦が予想され、本来の実力をどこまで発揮できるかが課題となる。前期リーグは終了したが、1部への昇格や天皇杯予選突破といった関門はまだまだ続いていく。しかし、今日のような試合展開ができれば東洋大に敵なしと言ったところである。

[写真]バースデー弾を決めた馬渡

(文 スポーツ東洋 白石有香)
(写真 国府翔也 小松央)

[次節試合予定]

PR: スポーツ東洋HP(http://supoto.blog41.fc2.com/)ではサッカー部のみならず、多くの部会の最新情報が満載です。是非一度アクセスしてみてください。

TOP