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[コマスポ]2位と勝ち点7差、待たれる守備陣の復活

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第86回関東大学サッカーリーグ戦・後期2部第15節は7日、法政大学城山サッカー場で駒澤大が日本大と対戦する。後期リーグ戦ではすでに2敗と苦しむ駒大。1年での1部復帰のためには、これ以上の負けは許されない。前節浮き彫りになった課題を徹底することが、勝利への絶対条件となる。

 前回の日大との対戦は第4節のリーグ戦だ。試合序盤は日本大にボールを持たれる苦しい展開へと持ち込まれるが、駒大のディフェンスは主将のDF三澤祥馬(4年=三菱養和SCユース)を中心に体を張った懸命な守りでゴールを許さない。攻撃の面では、ドリブルを武器とするMF湯澤洋介(4年=矢板中央高)を中心にゴールを狙い、前半終了間際に先制点を奪うことに成功。後半に入ると守備のミスから同点弾を許すも、ロスタイムにはDF田中雄一(3年=前橋育英高)の高速クロスからMF山本大貴(3年=ルーテル学院高)が豪快なボレーを決め劇的勝利を収めた。

 前期の戦いでは勝利を収めた駒大だが、後期の日大に油断はできない。日大は後期すでに現在リーグ首位の東洋大と引き分け、2位の桐蔭横浜大には負けたものの1-0と善戦を繰り広げた。この2戦での日大は、スリートップの攻撃型の布陣で臨んでいる。後期リーグ3戦で9失点と課題が残る駒大の守備陣が、いかに修正し日大の猛攻に対応できるかに期待がかかる。

 日大の攻撃の要はFW栗原龍裕(3年=栃木ユース)だろう。東洋大戦では相手を焦らせる追加点を決めた日大攻撃陣のキープレイヤーだ。関東選抜の候補にも名を連ねた経験もあり、この選手の動きには注意しなければいけない。後期はすでに2点を決めており、コンディションも上向きである。この選手を抑えることが出来れば、駒大に勝利が引き寄せられるだろう。

 対する駒大も攻撃力は負けてない。今季すでに計30ゴールと、1試合で平均2点以上は決めている計算になる。最近ではスタメンがほぼ固定されると連携面は徐々に向上しており、まだまだ得点の大量生産は望めるはずだ。今節も湯澤の突破力、MF碓井鉄平(3年=山梨学院大付高)のゲームメイク、山本の決定力を糧に快勝を求められる。

 今季2部リーグへの降格となった駒大。古豪と言われるのではなく、名門校としてその名を轟かせるために現在の大きな課題である守備力強化を徹底し、なんとしても確実に勝ち点を奪いたい。そして今季の至上命題である1部昇格を果たし、もう一度1部リーグの舞台で躍動する姿を見る事ができる日を期待したい。

(文・駒大スポーツ  鎌田航平)
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