R・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督がFWクリスティアーノ・ロナウドの“悲しみ”の理由について、欧州最優秀選手賞をバルセロナMFアンドレス・イニエスタが受賞したことに戸惑を覚えたのではないかとの見解を示した。CNNのインタビューに応じたモウリーニョ監督は「イニエスタが素晴らしい選手であることは疑いようがない」とした上で、「彼はシーズンは良くなかった。EURO2012で活躍したといっても、あれはたった3週間のトーナメント。クリスティアーノが戸惑うのも訳はない」とコメントしている。

　欧州最優秀選手賞の受賞者は、イニエスタ、メッシ、そしてC・ロナウドの3選手による決戦投票で決定した。53名のジャーナリストによる投票結果は、メッシとロナウドが17票ずつを獲得したのに対し、イニエスタが19票を獲得。見事2011-12シーズンの欧州最優秀プレーヤーの座に輝いた。

　C・ロナウドはこの決定から3日後の9月2日に行われたグラナダ戦後に「悲しみを感じている。クラブは事情を分かっている」と発言。本人は金銭問題については否定したが、移籍話が浮上するなど、様々な憶測が飛び交っていた。