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[ケイスポ]主力の活躍で4発快勝!次節にも1部残留へ 神奈川大戦

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[11.4 関東大学1部・前期リーグ 第19節 慶應義塾大4-0神奈川大 駒陸]
 
 前節武藤嘉紀(2年=F東京U-18)の活躍で、2位日体大に見事逆転勝利を収めた慶大。今節は、降格圏内11位に沈む神奈川大と対戦した。前半、武藤の2試合連続となるゴールで先制点をあげると、後半にも3点を追加。4-0で後期としては初の完封勝利を挙げ、今シーズン2度目の2連勝を飾った。

 前半序盤は、両チーム一進一退の攻防を見せる。2分、FKのチャンスに山浦公裕(4年=F東京U-18)が直接ゴールを狙うもボールは惜しくも枠の外へ。対する日体大も、カウンターからチャンスを作り出していく。ともに、中々決定機を作り出せない中、均衡を破ったのは慶大だった。33分、中盤で山浦がボールを奪うと、左サイドを駆け上がる増田湧介(2年=清水東高)へスルーパス。エンドライン付近まで走り込んだ増田からクロスが上がると、ゴール前で待っていた武藤がこれを頭でゴール右下に叩き込んだ。流れるようなボール運びからの得点にスタンドも大いに湧き、慶大が待望の先制点を挙げることに成功した。その後両校とも決定的なチャンスを生み出せないまま前半が終了。少ないチャンスをモノにした慶大が試合の主導権を握った。

 後半は開始直後から試合が動く。2分、岩田修平(3年=名古屋U18)からのクロスに、ゴール付近でもつれながらも藤田息吹主将(4年=藤枝東高)が押し込み得点。後半開始早々追加点を上げることに成功する。完全に勢いに乗った慶大はここからゴールラッシュを見せる。11分、山浦から、この試合中盤で存在感を発揮していた増田がフリーでボールを受けると、落ち着いてゴール左隅に流し込み3点目。さらに、その4分後、曽我祐馬(4年=慶應NY学院高)の強烈なシュートに近藤が詰め4点目をあげた。「狙い目のサイド裏」(藤田主将)をうまく使った攻撃で、その差を4点に広げ試合をほぼ決定付けた。

 その後は、強引に中央突破を図る神大に苦戦。36分には単独での突破を許しフリーからシュートを放たれるも、これはポストに助けられ間一髪でピンチを逃れた。4点目を奪って以降、相手にペースを握られた慶大だったが、最後まで粘り強い対応を見せたDF陣がゴールを割らせず、そのままタイムアップ。4-0の快勝で試合を終えた。

 決して多くはないチャンスから4得点を挙げ快勝を果たした慶大。この勝利で降格圏11位との勝ち点差を6に広げた。リーグ戦も残すところわずか3試合。残る試合にも、今節のような試合内容を期待したい。

[写真]復帰後絶好調の武藤。今節も先制点を挙げ、勝利に貢献した

(取材・文 慶應スポーツ新聞会 福井崇之)

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