beacon

[早スポ]日体大に勝利し、リーグ戦を3位で終える

このエントリーをはてなブックマークに追加

[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
[11.25 関東大学リーグ戦 早稲田大3-1日本体育大 味フィ西]

 22節に及ぶ戦いがついに閉幕を迎えた。関東大学リーグ戦(リーグ戦)最終節、早大は日体大と対戦。試合は前半終了間際にFW片山瑛一(3年=川越高)が先制点をあげる。後半に入り同点に追いつかれるも、FW榎本大希(3年=横浜FMユース)のゴールで突き放すと、アディショナルタイムにFW富山貴光(4年=矢板中央高)がPKで加点し3-1で勝利を収めた。前節の結果により全日本大学選手権(インカレ)出場圏内の4位以内に入ることがほぼ確定していた早大であったが、この勝利によりリーグ戦3位が確定。インカレ出場権を手にした。

 センターバックDF山地翔(4年=浦和ユース)、DF金澤拓真(1年=横浜FMユース)という新たなコンビで挑んだ今節、立ち上がりは我慢の時間が続く。なかなか攻撃にまで持ちこめていなかった早大であったが、前半終了間際に試合が動く。45分、MF近藤洋史(2年=名古屋U18)のパスをMF近藤貴司(2年=三菱養和SCユース)が落とし、最後は片山が押し込み先制点を獲得。直後に前半は終了し、1-0で折り返す。

 得点の勢いのままに、後半立ち上がりは早大がペースをつかむ。しかし17分、ゴール前でボールを回され強引に放たれたシュートがゴールに突き刺さり、同点に追いつかれる。インカレ出場のために負けられない日体大はその後も果敢にゴールに迫るが、GK松澤香輝(2年=流通経済大柏高)のスーパーセーブや、DF{{奥山政幸(1年=名古屋U18)の体を張ったスライディングで何とか守り切る。すると迎えた36分、近藤洋が前線に放ったパスを榎本が受け、落ち着いてゴールを決め勝ち越しに成功。アディショナルタイムには自らが得たPKを富山がしっかりと決め、3-1でリーグ最終戦を白星で飾った。

 今季リーグ戦を3位で終えた早大。「昨年に比べて厳しい試合をものにできたことが多かった」と松澤が語るように、勝ち点1差でインカレ出場権を逃し5位だった昨シーズンからの成長を見せた。それでも、優勝を逃したこの結果に満足している選手はおらず、試合後選手たちは悔しさを口にした。12月19日から始まるインカレでは、リーグ戦優勝の専大、2位明大、4位中大や総理大臣杯で敗れた阪南大など強豪校との対戦が待っている。「リーグ戦では本当に悔しい思いをしているので、インカレでは皆で笑って終わりたい」(富山)の言葉通り、早大イレブンはインカレでの雪辱を誓った。

(取材・文 早稲田スポーツ 池田朋美、写真 久保沙織、尹眩晶)

★畑尾、島田、松澤がベスト11に選出!
リーグ戦全日程終了後に行われた閉会式で、MVP、得点王、アシスト王、ベストヒーロー賞、ベスト11などの個人賞が発表された。早大からはベスト11にDF畑尾大翔主将(4年=東京U-18)、MF島田譲(4年=鹿島ユース)、松澤が選出された。

TOP