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[スポ東]2試合連続先制も、後半猛攻防ぎきれず逆転負け

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[4.13 第87回関東大学サッカーリーグ戦・前期1部リーグ第2節 東洋大1-3専大]

 開幕戦、強豪・明大を1-0で下した東洋大は前節6得点で勝利した専大に臨んだ。前半40分には黒須が先制点を決める。しかし、後半は開始直後に同点を許すと、試合のペースを完全に専大に奪われ終わってみれば1-3と昨年の覇者に1部での違いを見せつけられた。

東洋大1-3(1-0)専大

<得点者>
41分 黒須大輔(4年=習志野高)

<出場メンバー>
▽GK
浅沼優瑠(3年=成立学園高)
▽DF
馬渡和彰(4年=市立船橋高)
藤井悠太(4年=武南高)
66分→星清太(1年=関東一高)
郡司昌弥(2年=柏U-18)
石坂元気(2年=広島ユース)
▽MF
平石直人(4年=帝京高)
71分→仙頭啓矢(1年=京都橘高)
飯島樹生(1年=流通経済大柏高)
桑田直徹(4年=大宮ユース)
篠田朋宏(1年=青森山田高)
▽FW
三田尚央(4年=F東京U-18)
59分→川森有真(3年=広島ユース)
黒須大輔(4年=習志野高)

 前節は三田のゴールを全員で守りきり、昨年2位の明大に勝利した。今節は昨年の覇者で攻撃的なサッカーが持ち味の専大と戦う。前半は理想的な試合運びだった。立ち上がりから専大のMF長澤、下田を中心に攻撃を組み立てられ、主導権を握られる。しかしCBの藤井、郡司を中心に体を張ってボールをクリアし、決定的な場面を作らせない。それでも27分には相手のパスをカットした桑田が黒須にパスを渡し、ミドルシュートを放つ。惜しくもポストに嫌われるが、専大ゴールを脅かす。その後も相手のパスミスを見逃さず、カウンターからチャンスをうかがう。そして迎えた40分。桑田から中央でパスを受けた黒須が左サイドからドリブルで抜け出し、冷静にゴール右隅に決めて先制する。「良い感じに自分のところにボールがこぼれてきたので、あとは決めるだけだった」と少ないチャンスをしっかりとモノにした。このまま前半終了し、相手にボールを保持されるシーンが目立つも手堅く先制点をとり前半を折り返す。

 しかし、後半は専大の猛攻が牙をむく。開始直後、右サイドからのパスを専大の選手がキープし、走りこんできた選手に落とす。これをミドルシュートで同点に追いつかれる。これ以降、完全に試合の主導権を奪われ、反撃の糸口をつかむことができない。そして59分には左サイドのロングボールを専大FWがフリーで抜け出す。GKとの1対1を冷静に決められ、逆転を許す。東洋大も川森や高校選手権で得点王に輝いた仙頭を投入し、攻撃にアクセントを加えるが、ゴール前の所でパスがつながらない。82分には前がかりになったところを突かれ、カウンターから決定的な3点目を決められてしまい、1-3で試合終了。昨季の1部王者の洗礼を受けた格好となった。

 開幕2戦を1勝1敗で終えたが、「1部でやれる手応えともっとやれる手応えが半々」と試合後古川監督は話す。実際に前節の明大戦や今節の前半では決定的なシーンを作らせず、先制点を決めるという意図通りの試合運びができているのは大きな自信である。しかし、2部と比べて相手にボールを保持される時間が長く、今節のように完全に支配されるシーンも目立つ。「ここを成長していかなければならない」と古川監督が語るように、パスサッカーを展開する東洋大にとっていかにポゼッションを高めていけるのかが上位進出のカギとなる。

<写真>郡司は後半、専大の猛攻に耐えきれなかった

(文 スポーツ東洋 国府翔也)
(写真 横井喬 小俣勇人)

[次節試合予定]
第3節・4月20日日体大戦(11:30@夢の島競技場)

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