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[MOM770]札幌U-18DF近藤諒大(3年)_前へのパワー発揮し2点演出!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.14 高円宮杯プレミアリーグEAST第2節 桐光学園高0-2札幌U-18 保土ヶ谷]

 攻守にヒーローのいたコンサドーレ札幌U-18(北海道)だったが、右SBとして起用されたDF近藤諒大(3年)の攻撃力が勝利の大きな要因となった。

 開幕戦はCBとしてフル出場。「練習で右バックの方に入っていたのである程度予想はしていた。CBでもSBでもどっちも苦手という意識はないです」という近藤は、四方田修平監督が「右も、左も、CBもできるところが彼の良さ。守備だけでなく、前へのパワーがありますので。期待したものが得点に関わって良かった」と評する活躍を見せる。

 前半32分、近藤はカウンターからいち早く右サイドを駆け上がると、逆サイドからパスを受けて左前方へ絶妙なラストパス。「(相手DFに当たって)たまたま自分のところにボール来た。松尾が上手く走っていたのでそこへ上手く合わせようと思った。(最初から)松尾しか見ていなかった」という近藤の技ありパスによって、縦を警戒していた桐光学園DFは完全に振られてしまい、タイミング良く抜け出したFW松尾雄斗が左足シュートを流し込んだ。
 
 その後も縦への突破、攻撃参加でチームに推進力をもたらしていた近藤はさらに後半17分、チームに貴重な2点目をもたらす。右サイドでクリアしようとした相手ボールをインターセプト。「DFがクリアで後ろへ下げると予測していて、狙おうと思っていたら本当にボールが来た。かわしてシュートまで行こうと思った」とそのまま一気にPAへ侵入するとファウルで倒されてPKを獲得した。これを松尾が決めて2-0。ミスもあったが、2点を演出する活躍だった。

 流通経済大柏高との開幕戦では突破力を欠いて敗れた札幌だったが、この日は「前に行くところがストロングポイントだと思っているので、そこを活かせるように試合中は意識していました」という近藤や右MF鈴木翔が、課題を補って余りある突破力を発揮してチームのストロングイントにしていた。そしてアウェーで勝ち点3を獲得。「トップへの昇格が目標」という強力DFは今後も守備で、そして自信を持つ推進力でチームに力を加える。

[写真]後半17分、札幌U-18DF近藤がPKを獲得する

(取材・文 吉田太郎)
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