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[早スポ]劇的勝利で3連勝

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
JR東日本カップ2013 第87回関東大学リーグ戦 5月12日 東京・味の素フィールド西が丘

早稲田大2-1明治大

「優勝を狙う上で明大に勝つことがすごい大切」(MF中田航平主将、4年=横浜FMユース)。こう語るように非常に重要な戦いとなった今節。関東大学リーグ戦(リーグ戦)において4連敗中の難敵、明大との対戦となった。試合序盤、明大の強いプレスに押されるも、チャンスを得たFW上形洋介(3年=早稲田実高)が先制。ところが後半開始直後相手がゴールを決め、同点に追いつかれる。その後も大きな展開なく迎えたロスタイム、MF池西希(4年=浦和ユース)の鮮やかなスーパーゴールで試合をものにする。2-1と勝利を収め、勝ち点3を手にした。

 決定的なピンチはないものの、明大にプレッシャーをうまくかわされ、なかなかボールを保持することができない時間が続いた前半序盤。そんな流れを変えたのは19分。池西が高い位置で奪いボールをうまく運びパスを出すと、これを上形が落ち着いてシュート。先制点を奪うことに成功する。このままワセダは優位に試合を進めたい一方、明大もボールを繋ぎワセダを押し込む。それでも徐々にプレスもハマり出し、チャンス時には一気に攻撃しシュートに持っていくも、追加点を生むことなく前半を終える。

 1点リードで迎えた後半、いきなり隙を突かれる。相手の左サイドからクロスを上げられ、ファーサイドに流れたボールを、フリーになった選手に決められ同点に。しかし後半に入り、ボールを奪うとすぐに攻撃に持ち込むワセダのサッカーが多く見られるようになる。時折、敵の強いプレスや素早い攻守の切り替えに苦しむ場面も見られたが、GK松澤香輝(3年=流通経済大柏高)のナイスセーブやDF奥山政幸(2年=名古屋U18)の体を張ったディフェンスなどで追加点を許さない。両チームともに得意とするカウンターでシュートまで持ち込むも、得点に結びつけることはできない。このまま終わりかと思われたロスタイム。MF近藤洋史(3年=名古屋U18)のFKからのパスを池西が中央で受けると、そのままミドルシュート。ゴールに鋭く突き刺さったシュートは決勝弾となり、劇的勝利で幕を終えた。

 相手を魅了するゴールで見事な勝利を飾ったワセダ。2シーズンぶりの3連勝とチームの好調さを見せている。次節はまたしても強敵・日体大との戦いとなる。上位校が接戦なだけに、リーグ戦優勝を狙うには、1戦も落とすことの許されないさらなる厳しい戦いが続いていく。

[写真]1ゴール1アシストの活躍を見せた池西

(取材・文 早稲田スポーツ 栗田麻里奈、写真 辛嶋寛文、佐藤裕樹)

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