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[コマスポ]悪い流れを変えられず、連勝ストップ

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第7節は12日、法政大学城山サッカー場で駒澤大vs平成国際大戦が行われた。前節無失点で試合を制し、このままの勢いで4連勝を狙いたい一戦。前半早い段階で先制点を許すも、すぐさまFW斉藤純平(3年=秋田商高)のゴールで同点。さらに、立て続けにゴールネットを揺らし2点差リードで前半を折り返す。しかし、後半から流れは一転。相手のセットプレーから一点差に詰め寄られると、その数分後には同点に追いつかれてしまう。そして後半終了間際には、カウンターからの失点で逆転され試合終了。悪い流れを変えることができず4連勝を飾ることはできなかった。

 序盤からディフェンスラインからのロングボールを起点に積極的に攻め挙げ、駒大有利に試合が進んでいく。しかし開始から15分、MF堀越龍也(3年=矢板中央高)のスルーパスをフリーで受け取ったFW星子直哉(2年=浦和東高)に右足で軽く流し込まれ平国大に先制を許してしまう。同点に追いつきたい駒大は前半28分右CKを獲得。キッカーはDF田中雄一(4年=前橋育英高)。田中のニアに蹴ったボールに斉藤がヘッドで合わせ同点弾を叩き込む。この得点で勢い付いた駒大。29分、田中からMF小牧成亘(3年=ルーテル学院高)へとパスを送る。受け取った小牧が低い弾道のクロスを上げる。そのクロスを後ろから走りこんできたFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)が滑り込みながら左足で合わせ、追いついてから速攻で逆転に成功する。さらに32分、右CKを獲得。キッカーは1点と同じく田中。今度はエリア中央へとボールが流れる。それをジャンプで競り勝ったDF伊藤槙人(3年=浜名高)が強烈なヘッドで合わせ3点目を奪取。立て続けに得点を奪い流れは駒大に傾く。その後何度かチャンスが続いたものの得点までには結びつかず2点リードで前半を折り返す。

 後半も前半の得点ラッシュの勢い同様序盤から積極的チャンスを作り出す。しかし、65分、相手に左サイドのエリア付近で直接FKを与えてしまう。ファーへと流れたボールにDF福嶋竜二(1年=新潟ユース)が頭で合わせ一点差に詰め寄られてしまう。ここからペースは完全に平国大。ピンチが幾度となく襲ってくる。そして72分、福嶋のロングパスからMF千葉真史(3年=東北高)がエリア中央で受け取り、反転シュート。これが入ってしまい同点に追いつかれてしまう。このままでは引き下がれない駒大は、残りの時間をパワープレーで果敢に攻めるもゴールラインを割ることができない。このまま引き分けかと思われたが90+2分、相手のエリア付近でボールをカットされ、そこからカウンターを受けてしまう。堀越がドリブルで駒大のエリア付近までボールを持ち込み、縦パスを送る。最後はパスを受けた星子が1点目同様に右足で流し込み逆転を許してしまう。そして試合は逆転され返された形で終了。完全に相手の勢いに飲まれてしまった駒大。後半の試合内容について、「3点取ってチームの方向性がバラバラになってしまった。前線は点取りに行っていて後ろは守ろうとしていて、その分間延びしてしまってそこをうまく使われて失点した」とキャプテンのMF碓井鉄平(4年=山梨学院高)は語った。勝てる試合であっただけに、悔やまれる試合となってしまった。

(文 駒大スポーツ 清村亮太)
(写真 同 森下和貴)

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