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[コマスポ]後期開幕!! 1部昇格へ躍進の時

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]
 第87回関東大学サッカーリーグ戦・2部第10節は9月4日、江戸川区陸上競技場で駒澤大が朝鮮大学校と対戦する。1部昇格を目指す駒大は前期戦を7勝2敗と昇格圏内の2位で終えることができた。昇格のためにはリーグ2位以内が条件だ。ここからは絶対に順位を落せない駒大の後期リーグ、開幕戦は確実に勝ち点3を手にしたい。

 後期開幕戦の対戦相手は、現在、3勝5敗1分で7位に順位をつける朝鮮大。注意すべき選手は得点ランク5位のMF朴利基(3年)である。朝鮮大の総得点の約半数を挙げていることから、高い得点能力の持ち主であることが窺える。この選手に自由にプレーさせないこと、鍛え抜かれたフィジカルと走力を武器に戦ってくる朝鮮大のサッカーに対応することが駒大勝利の最低条件になるだろう。

 対する駒大は、8月にベガルタ仙台に内定し、現在得点ランクトップのFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)と高さを武器に攻撃の起点となり、得点を重ね同ランク2位のFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)らを中心とした攻撃陣の得点能力は前期9試合で26得点と2部リーグの中では群を抜いている。攻撃面では好調だが、前期戦までの駒大は守備面では不安定だった。無失点だった試合はわずか2試合、平成国際大戦では3点先制したにもかかわらず4失点で逆転負けを喫している。しかし、7月19日に行われた天皇杯の予選では1部である中央大の組織的でスピードのある攻撃に対し、1失点で踏み止まり安定感のある堅い守備を魅せ、前期戦までの守備のイメージを払拭した。この試合での収穫はこれだけではなかった。スピードがあり、小回りのきくプレーが持ち味の吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高)が3アシストと痛快なデビューを果たし、頼もしいカードが加わって攻撃陣はさらに厚みを増すことになった。開幕戦、攻撃に守備に磨きがかかった駒大は無失点、大量得点が期待される。

 駒大の本来のサッカーが出来れば勝利を掴むことができる。しかし、本来のプレーが常に出せるわけではない。開幕白星スタート、そして昇格を達成できるかは駒大主将の碓井鉄平(4年=山梨学院高)次第だろう。高い判断力をもち、チームに献身的なプレーはここぞという場面でチームに良い流れを生み、前期戦を2位で終えることのできた大きな要因となった。開幕戦、どんな状況下でも良い流れを生みチームを勝利へと導くことができるのか、期待が高まる。
 
 後期戦を2位でスタートすることになった駒大。1部昇格に向け、開幕戦の勝ち点3は何としても勝ち取らねばならない。

(文 駒大スポーツ 向江凌理)
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