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[スポ東]多くのチャンスをものにできず後期リーグ黒星スタート

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[9.4 第87回関東大学サッカーリーグ戦・後期1部リーグ第1節 東洋大0-1流経大]

 前期リーグを1勝3分5敗で終えた東洋大。夏の中断期間を挟んで、後期リーグの開幕戦は、今年の総理大臣杯王者・流経大と対戦した。格上の相手に、黒須を中心として幾度もチャンスを作るものの、決定機で決めきれず0-1で惜敗しスタートダッシュを飾ることはできなかった。

東洋大0-1(0-0)流経大

<出場メンバー>
▽GK
浅沼優瑠(3年=成立学園)
▽DF
馬渡和彰(4年=市立船橋高)
藤井悠太(4年=武南高)
筑井駿(3年=前橋育英高)
平石直人(3年=帝京高)
▽MF
黒須大輔(4年=習志野高)
石川俊輝(4年=大宮ユース)
桑田直徹(4年=大宮ユース)
斉藤昂太(3年=八千代高)
79分→年森勝哉(4年=F東京U-18)
▽FW
三田尚央(4年=F東京U-18)
小山大貴(2年=大宮ユース)
79分→仙頭啓矢(1年=京都橘高)

 前期リーグの勝ち星は開幕戦の一つのみにとどまっている東洋大は、後期からの立て直しをはかるべく流経大に挑んだ。前半開始早々、スピードのある攻撃でゴール前にボールを運ばれるが、藤井を中心とした守備陣の冷静な判断でピンチをしのぐ。続く6分、東洋大も負けじと、ゴール前中央でボールを持った黒須がシュートを放つも、これはGKの正面へ。14分には三田がピッチ中央から一気にドリブルで駆け上がるが、流経大の堅い守備を破ることができない。その後、続けざまにCKを得るもゴールは遠く、逆に相手のクリアからカウンターを受け、ピンチを招く。41分にペナルティエリアの外から黒須が強烈なシュートを打つが、わずかに上へ逸れ、ゴールには結びつかない。決定的なシーンはあるもののゴールは遠く、そのまま前半が終了した。

 後半に入り、なんとか先制点を挙げたい東洋大は、開始して間もなく右サイドにいた石川がシュートまで持ち込んだものの、大きく枠を外れてしまう。続いて、この日が初先発となった小山大の攻め上がりを中心に、相手ゴールを脅かすも得点にはつながらない。8分にはゴール前へ攻め込まれ、浅沼らが危機一髪のセーブをするなど危ないシーンが度重なる。なんとか反撃すべく、相手のディフェンスをものともしない黒須のドリブルで右サイドを駆け上がり、チャンスを何度も迎えるが、あと一歩のところで決めきれない時間帯が続く。すると、32分に流経大にボールを奪われ、瞬く間にゴール前へ。東洋大は人数不足のままカウンターに対応できず、相手に先制を許してしまう。どうにかして追いつこうと、攻撃に変化をつけるため34分に年森、仙頭の二人を投入し策を練るも、ゴールはいまだに遠いまま。それでも42分、右ゴール前で仙頭がクロスに合わせる。しかし無情にも右へと逸れ、この試合最大のチャンスをものにできず。そのまま、無得点で試合が終了。チャンスは少なくなかったが、最後の詰めの部分で競り負けてしまい後期リーグ初戦は黒星となった。

 何度チャンスを作っても、決めきれなければ勝利へと結びつくことはない。この戦いでそう痛感した東洋大イレブンは、今後いかにして決定力を高めていくのか、これからの立て直しに期待したい。

<写真>斉藤は新たなチャンスメーカーになれるか

(文 スポーツ東洋 白石有香)
(写真 小俣勇人 平柳麻衣 国府翔也)

[次節試合予定]
第2節・9月11日桐蔭大戦(13:50@三ツ沢公園陸上競技場)

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