beacon

ボアテング:「同年代ではドラクスラーが世界一」

このエントリーをはてなブックマークに追加

チームメイトを絶賛するシャルケのプリンス

 先月30日にミランからのシャルケ入団が正式に決まったMFケビン・プリンス・ボアテングは、チームメイトのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーを絶賛するなど、新しい環境に興奮している様子だ。ドイツ『シュポルト・ビルト』で移籍の経緯や新チームの印象を語っている。

 入団会見が行われた翌日、ブンデスリーガ第4節のレバークーゼン戦でいきなりスタメンに名を連ね、惜しいシュートを放つなど存在感を発揮したボアテング。実は、2012年夏に開催された親善試合でミランの選手として対戦した際に、いつかはシャルケでプレーする気持ちになったという。

「このクラブが素晴らしいのは当時も感じたよ。ファンはポジティブな意味で狂っている。このようなクラブでプレーするのは誇りに思う。当時の試合ではスタジアムは満員でもなかったけど、ここでいつかプレーする気持ちは強くなったんだ」

 1年が経ち、実際にシャルケからオファーが届いた。希望通りの経緯について、ガーナ代表に復帰したボアテングは次のように話している。

「シャルケは、僕を獲得したいと言ってきた。僕は、(シャルケに)移籍したいと答えたよ。僕にとっては女性との関係みたいだね。ある女性に告白して、その女性も付き合いたいと思ってくれたら、どうにか実現に向けることができる。僕は今、シャルケと付き合っているんだ(笑)」

「(イェンス・ケラー監督とは)一度、電話で話した。彼にとって僕はこのチームのために希望しているプレーヤーで、必要にしていると言ってくれた。僕は、ぜひ行きたいし、シャルケを助ける男になりたいと答えたよ」

 レバークーゼン戦で勝利を挙げ、新しいチームメイトに好印象を持っているようだ。

「ものすごく若いチームで、大きなポテンシャルを備えているね。ユリアン・ドラクスラーやマックス・マイヤーの持つクオリティーはずば抜けているよ。僕は前向きなので、可能な限り彼らを助ける。ビッグクラブでチャンピオンズリーグの経験を積んで、ロナウジーニョ、(アンドレア・)ピルロ、(ズラタン・)イブラヒモビッチのような偉大な選手たちとプレーしてきた。その経験を共有できればと思っている」

 背番号「10」はすでにドラクスラーに与えられていることから、ボアテングは「9」に決定。しかし、同選手は気にしていないと強調した。

「ドラクスラーのような選手が『10』としてチームにいたら、誰もが受け入れるだろう。彼は同年代の中では世界一の選手だよ。あれほどの才能がある若手には『10』がふさわしいね」

 一方、ボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督は会見で彼のシャルケ入りを面白がる様子を見せていたが、ボアテング自身は笑えなかったと認めている。

「多くの人が面白く思ったかもしれないが、自分はそうではなかった。クロッポ(クロップの愛称)とは良い関係を持っているので、悪いことは言わない。だが、あの会見には戸惑ったね」

▼関連リンク
ブンデスリーガ2013-14特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP