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[コマスポ]首位の牙城を崩せるか!運命の一戦!!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第87回関東大学サッカーリーグ戦2部第14節は29日、東海大学湘南校舎サッカー場で駒澤大が法政大と対戦する。前節の東海大戦では、76分まで両者スコアレスなど接戦だったが、途中出場のMF立石忠之(2年=海星高)のヘディングが決め手となり、貴重な勝ち点3を手にすることが出来た。

 前節の東海大戦、怪我で休養を強いられていた、駒大の絶対的エースFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)が久しぶりにスタメン復帰。山本を中心とした攻撃陣にボールを集め、得意のサイド攻撃から何度もゴールを狙うも、相手のマークや果敢なボール奪取に苦しめられ、前半を無得点で折り返す。後半に入ると、今度は東海側がカウンターで猛攻を仕掛け、駒大側は攻めあぐねる展開に。さらに、GKとの接触プレーで山本が負傷退場をするが、このことを契機に、チームはより強い結束力を見せる。そして、76分、MF碓井鉄平(4年=山梨学院高)のクロスを途中出場の立石が頭で押し込み、ついに先制点を獲得する。これが決勝点となり、駒大は後期戦2つ目の白星を挙げた。

「こういう均衡した試合をものに出来たので、チームの士気も上がった。これからに繋がる1勝だったと思う」とGK野村政孝(4年=日本学園高)が語る通り、こういった接戦を勝ち切ったことは、選手にとって大きな自信になったに違いない。まだ、ディフェンスにおいて、不安要素がいくつか残るものの、攻守の切り替えを徹底し、チーム一丸となって守備を行えば、今節の法大戦をはじめとした、速攻型の相手でも無失点で勝利できるはずだ。また、前節の東海大戦で見せた、MF小牧成亘(3年=ルーテル学院高)とMF平野篤志(2年=大宮ユース)の両サイドハーフのドリブルも、「攻める」サッカーが特色の駒大にとって、重要な攻撃の起点となるだろう。

 対する法政大は、第13節で2部リーグ現在1位の東国大相手に、6-1で大勝するなど、今、乗りに乗っているチームだ。全日本大学選抜に選ばれたFW松本大輝(4年=大津高)はもちろん、FW高橋健哉(4年=横浜FMユース)やMF星雄次(3年=横浜FMユース)といった攻撃陣の、スピードを生かしたパスサッカーには要注意である。

 しかし、第11節で対戦した際には、この強力な攻撃陣を我慢強い守備で抑え込み、2-0の完封勝利を収めている。油断は絶対に出来ない相手だが、今節も、ゴール前で決定機を作らせないことを意識して、地道にパスカットを行えば、また白星を勝ち取ることはそう難しいことではない。また、1位の東国大との勝ち点差が1に迫った今、この一戦で勝ち点3を手にし、昇格だけでなく、リーグ優勝へも大きな弾みをつけたい。

(文 駒大スポーツ 森 綾香)
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