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[スポ東]川森同点弾も終了間際に痛恨のPK与え敗戦

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[09.28 第87回関東大学サッカーリーグ戦・後期1部リーグ第14節 東洋大1-2専大]

 前節、明大に逆転負けした東洋大は、首位を走る専大に挑んだ。相手GKの退場で数的有利の中試合を進めるが、64分に先制を許す。しかし、80分にけがから復帰した川森のゴールで同点に追いつく。このまま試合終了かと思われたが、92分にPKを決められ1-2で敗戦。1部残留に向けて危機的な状況に立たされた。

東洋大1-2(0-0)専大

<得点者>
80分 川森有真(3年=広島ユース)

<出場メンバー>
▽GK
沖野泰斗(2年=幕張総合高)
▽DF
平石直人(3年=帝京高)
内田築(4年=市立船橋高)
筑井駿(3年=前橋育英高)
村田直暉(4年=浜松開誠館高)
82分→鈴木健士(4年=札幌U-18)
▽MF
黒須大輔(4年=習志野高)
石川俊輝(4年=大宮ユース)
桑田直徹(4年=大宮ユース)
斉藤昂太(3年=八千代高)
66分→佐々木雅人(3年=西武台高)
▽FW
仙頭啓矢(1年=京都橘高)
三田尚央(4年=F東京U-18)
34分→川森有真(3年=広島ユース)

 今節は主力のGK浅沼、DF藤井、馬渡を出場停止で欠く中、戦うことを強いられた。前半は守備陣が奮起する。立ち上がりから専大に主導権を握られるが、初出場となったGK沖野が積極的に前に出てセーブし、得点を許さない。沖野は「緊張したが、(周りの)サポートのおかげで集中することができた」とその後も安定したパフォーマンスを見せた。24分には、カウンターからフリーで抜けだした三田が相手GKと1対1になるが、交錯し倒され、川森と交代してしまう。このファールによりGKは一発退場となり、数的優位な状況となった。1人多い東洋大は黒須、仙頭をDFの裏へ走らせ、ロングボールを中心に決定機を作り出す。流れは東洋大に傾いたものの、0-0のまま前半を折り返した。
 しかし後半、先制を許してしまう。64分、浮き球のパスに反応した専大の選手にフリーで抜け出される。沖野が飛び出すもかわされ、無人のゴールに入れられてしまった。1点先行された東洋大はSBの平石が積極的に上がり、攻撃を仕掛けていく。70分、77分にはミドルシュートを打つがGKに阻まれた。そして迎えた80分、仙頭からのパスを右サイドのスペースで受けた川森が右足で豪快にゴール。このまま勢いに乗りたかったが、非情な結末が待ち受けていた。終了間際の92分、ドリブルでペナルティエリア内に侵入してきた相手選手を平石が倒してしまい、PKを献上してしまう。このPKがゴール中央に決まり、1-2で試合終了。3戦連続PKで失点を喫し、3連敗となってしまった。

 「ゲームプラン以上の試合だったが、ものにできず残念」と試合後、古川監督は口重く語った。前節のような予期せぬアクシデントもなく、思惑通りに試合を運んだが、詰めの甘さを露呈した。残り8試合で10位の日体大との勝ち点差は7に開き、1部残留に向け後がない状況に立たされている。1つも勝ち点を落とせない中、一刻も早く切り替えて次節の順大戦に臨むしかない。

[写真]けがから復帰の川森は得点という形で期待に応えた

(文 スポーツ東洋 国府翔也)
(写真 小俣勇人 横井喬)

[次節試合予定]
第15節・10月5日順大戦(11:30@古河市立古河サッカー場)

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