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[早スポ]優勝遠のくドロー

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
JR東日本カップ2013 第87回関東大学リーグ戦 9月28日 東京・早大東伏見グラウンド

早稲田大2-2国士舘大

 関東大学リーグ戦後期14節、前節流通経大に完敗した(●3-0)早大は後期無敗の国士大と対戦した。試合は前半、FW宮本拓弥(2年=流通経大柏高)のゴールで先制するも後半、国士大のコーナーキックからのシュートで同点に。その後もMF池西希(4年=浦和レッズユース)が得点を決めたが、アディショナルタイムでの失点で2-2の引き分けに終わった。

 前半立ち上りロングボールが多くなる中、4分に早大は宮本のドリブルからゴール正面でフリーキックを獲得。これをDF三竿雄斗副将(4年=東京Vユース)が直接シュートを狙うも惜しくも枠を外してしまう。しかしその後も早大のペースでチャンスを作り続け、国士大DFを苦しめる中、前半24分、ようやく得点に結びつく。MF近藤洋史(3年=名古屋グランパスU18)が出したパスをすばやく裏に抜け出した宮本がダイレクトでシュートを放ち、見事先制。その後も宮本のホストプレーを中心に押し込み、強いワセダを見せつけ1-0のまま前半を終える。

 迎えた後半、追加点を狙う早大だが64分、コーナーキックを与えてしまい、そのまま失点。その後も国士大ペースが続くも早大は再びペースを戻すべく攻勢に出る。88分に左サイドをドリブルで突破したFW榎本大希(4年=横浜FMユース)が中に折り返したパスに走り込んだ池西がすかさず反応し見事ゴール。だが後期調子の良い国士大は再び早大ゴールに襲いかかる。89分にはフリーキックを直接狙われるもGK松澤香輝(3年=流通経大柏高)が見事にセーブする。しかし、勝利のために失点するわけにはいかない早大だが、国士大の攻撃に耐えられない。アディショナルタイム、コーナーキックをヘディングで合わせられゴールを許し、試合終了。2-2のドローとなった。

 後期絶好調の国士大に勝つことができず、優勝戦線から大きく後退。後期5試合10失点と失点の多い早大は今節も課題の残る試合内容となってしまった。「どこかにある隙を自分たちで明確に理解して、そこに対して皆で責任を持って修正することで必ず失点が少なくなって勝利に繋がる」(MF中田航平主将、4年=横浜FMユース)と語るように、絶対に負けが許されない次節の日体大戦ではワセダらしい粘り強い守備を見せてほしい。

[写真]先制点を決めた宮本。ゴール以外にもポストプレーで活躍した

(取材・文 早稲田スポーツ 小森順子、写真 辛嶋寛文)

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