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[コマスポ]後半の反撃及ばず、国士舘大に敗れて2連敗:第3節

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ1部・第3節は4月15日、川口市青木町公園総合運動場で、駒澤大VS国士舘大戦が行われた。先週の敗戦から中3日。平日開催となった今日の試合は、強風の中で行われる難しい試合になった。

 前半は、国士舘大に押される展開となる。序盤から相手選手の個人突破や速攻に対応できず、なかなかペースを作れない。また、強風によるボールの軌道の変化にも苦しめられた。好機を上手く作れぬまま、先制は国士舘大だった。14分、クリアボールをゴールに押し込まれ先制を許してしまう。「前半の風下の時に無失点に抑えたかった」と語るのは、MF吉岡雅和(3年=長崎総合科学大付高)。前半は、無失点で終わらすという共通理解があったという。その後も流れを引き寄せられぬまま前半を終えた。

 後半も苦しい時間帯が続くが、着実にチャンスを増やしていく。このまま波に乗れるかと思われたが77分、相手選手に抜け出され追加点を与えてしまう。しかし、2点差に引き離されてから、徐々に駒大のサッカーをできるようになる。落ち着いて自分たちのやるべきことを徹底。それが実を結んだのは、35分。ロングボールを左サイドの吉岡がトラップで足元に収めクロスを挙げると、そこに飛び込んだ初出場でルーキーの室町仁紀(1年=東京Vユース)がヘッドで合わせ1点差に。秋田監督が「一生懸命な技術もある選手」と褒めるルーキーが結果を残してくれた。その後も勢いそのままに攻撃の手を緩めなかった駒大だったが、ゴールネットを揺らすことができぬまま終了のホイッスルがピッチに響いた。

「下級生がまだ自分たちのサッカーを理解できていない。」と焦燥感をみせたのはキャプテンのMF中村駿(4年=習志野高)。公式戦に慣れていない1、2年生にチャンスが与えられることが増えていく一方で、ピッチ上の選手間の共通意識にずれが生じることは仕方ないことなのかもしれない。しかし、今はチームがひとつになるための頑張りどころだ。

[写真]1アシストの吉岡

(文 駒大スポーツ 高尾葉菜)
(写真 同 向江凌理)
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