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[MOM516]専修大DF坂井淳(4年)_粘り強い守備が後半の逆転劇生む

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スーパークリア連発で逆転を呼び込んだDF坂井淳(4年=広島観音高)

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.7 関東大学L1部第1節 流通経済大1-2専修大 味フィ西]

 苦しんだ前半を耐えたことが、後半の逆転に繋がったことは明らかだ。その前半、スーパークリアを見せるなど、体を張った守備を見せていたのがDF坂井淳(4年=広島観音高)だった。

 前半31分にゴール前にカバーに入ると、FW高澤優也(4年=流通経済大柏高)のシュートをヘディングでクリア。同35分には高澤を狙って入ったクロスを高澤に渡る直前でカットした。「勝ちたいという気持ちが強かった」。坂井は冷静に勝利を素直に喜んだ。 

 専修大は14シーズンまでの4年間、史上初の4連覇を達成。坂井も強いチームに飛び込むと、希望を胸に専修大の門を叩いた。しかし坂井が在籍する15シーズン以降は、8位、7位、10位と「中途半端な結果」に低迷。坂井自身も3年時の昨季は5試合の出場にとどまり、出場した試合では勝利することも出来なかった。それだけに自分たちの最終学年の代で、復活に貢献したい思いが強いという。

「個人の目標は1年間、ずっと出続けること。そしてチームの目標は日本一。もう一回、黄金期を取り戻したい気持ちが強いです。(源平)監督も、当時と比べるじゃないですけど、足りないところを指導してくれます。去年は最後の最後で点を取られて負ける試合が続いて、そこから連敗もして、勝負強さが足りなかった。今季は目の前の一戦一戦を大事に戦っていきたいです」

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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