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全日本大学サッカー新人戦は桐蔭横浜大が連覇達成! グループ2位通過から頂上登り詰める

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桐蔭横浜大が連覇を達成

[12.22 全日本大学サッカー新人戦 桐蔭横浜大2-0阪南大 浦和駒場]

 第2回全日本大学サッカー新人戦決勝が22日に行われた。桐蔭横浜大阪南大が対戦し、桐横大が2ー0で勝利。前回大会に続き、連覇を達成した。

 昨季から新設された今大会は、大学1、2年生を対象とした5地域の選抜と大学7チームの計12チームが参加。3つのグループリーグで争い、上位1チームと各グループ2位の中で最も成績の良いチームの4チームが決勝トーナメントに進出する。

 準決勝第1戦は、A組首位の明治大とB組首位の阪南大が対戦し、阪南大が1-0で勝利。第2戦はC組首位の関西大とC組2位で突破を決めた桐横大が対戦。C組での試合では0-4と大敗していた桐横大だが2-0で勝利し、リベンジを達成。決勝戦は阪南大と第1回王者・桐横大のカードとなった。

 “仕掛けて崩す”阪南大とカウンターを狙う桐横大だが、序盤は拮抗状態。桐横大は前半17分、FW圓道将良(1年=旭川実業高)のカットインからMF鳥海芳樹(2年=桐光学園高)が左足シュートを放つが枠外にはずれる。阪南大もFW大木秀仁(2年=松山工高)がPA右から左足シュートでゴールを狙うが、相手GKにキャッチされた。

 桐横大は前半32分に絶好のチャンス。中盤のファウルからMF篠原友哉(1年=関東一高)が素早いリスタートで最前線を独走し、PA左からGKと1対1に。しかしループシュートはゴール上を越えて得点ならず。すると直後の同34分、DF河内渉真(2年=流通経済大柏高)の縦パスに再び篠原が反応。今度は冷静にゴール右隅に決め、先制に成功した。

 桐横大は1-0で前半を折り返すと、後半12分にDF岩下航(2年=前橋育英高)がPA右からの右足シュートでゴールに迫る。同13分にはDF遠藤凌(2年=浦和ユース)のスルーパスを受けた途中出場のFW松本幹太(2年=東京Vユース)がPA左から右足シュートを打つが、ゴール右外にはずれた。

 阪南大も反撃。後半21分、MF稗田圭吾(2年=福岡U-18)がゴール前で絶好機を迎えるも、桐横大GK早坂勇希(1年=川崎F U-18)のスーパーセーブに阻まれ、同点に追いつくことができない。同43分にもMF津野ジュリオ心がPA中央からチャンスを狙うが、ゴール左ポストを叩き、跳ね返りは早坂にがっちりとキャッチされた。

 すると桐横大が後半45分に追加点。前線の松本がカウンターから右サイドでボールを収め、中央のMF千葉東泰共(2年=鵬学園高)へ。千葉東はPA内からシュートを打ち、ボールはGKに当たりつつ、そのままゴールに吸い込まれた。

 桐横大が終盤にダメ押し点を挙げ、2-0で試合終了。グループリーグを2位通過した前回王者が底力を見せ、再び頂点に登り詰めた。

(取材・文 石川祐介)
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