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好調・鎌田大地、2戦連続決勝弾で3連勝に貢献…フランクフルト監督が明かす“公開説教”の真相

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 フランクフルト率いるオリバー・グラスナー監督は、数週間前にMF鎌田大地にピッチ上で説教した件についてコメントした。

 鎌田は先月19日に行われたブンデスリーガ第23節ケルン戦で後半開始から途中出場。しかし84分、中盤で反応が遅れケルンMFに決勝弾につながる前線へのパスを許してしまうと、グラスナー監督にアディショナルタイムに下げられることに。さらに試合直後にピッチ上で説教され、現地では“公開説教”と報じられ選手の扱いに疑問の声も上がっていた。

 そんな鎌田だが、4-1で勝利のヘルタ・ベルリン戦では1アシスト、いずれも2-1で勝利のベティス戦とボーフム戦ではそれぞれ決勝弾をマーク。ここに来てチームの公式戦3連勝に貢献し、調子を上げている。

 そして、13日のボーフム戦後の会見で地元メディアの記者はグラスナー監督に「これが彼に求めていた答えだったのか?」と最近の好パフォーマンスは例の説教より引き出されたのかと質問。するとオーストリア人指揮官はこのように返している。

「ダイチに答えを求めたりしていない。私は彼にどのプレーヤーも常にチームの助けになり得るコンディションでいるべきだという考えを伝えただけだ。先発出場か、故障者が出て途中からの出場か、出場なしか問わずに。みんなが我々の勝利のために貢献しなければならない」

「ケルン戦後、メンタル的にそれを可能としなければならないことをダイチに言ったんだ。あの試合は決して彼のせいで負けたのではない。だが、彼は我々に勝利をもたらすことができたはずだ。彼はラストパスを出せることを示し、そんなクオリティを備えていることを見せてきている」

「だが、あの試合ではメンタル的にそういった部分を発揮できていなかった。彼にそれを言ったんだ。『途中から入るのならシュトゥットガルト戦でヒーローになったアイデン・フルスティッチのようにチームを助け、勝利に導いてほしい』と」

「なので答えを求めたわけではない。彼は我々に勝利をもたらすことができ、チームのためにものすごく勤勉に働いてくれていることは分かっている。翌日には数分間、それについて話をして、それで終わったよ」

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