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[デンチャレ]中国選抜は「性格上、大舞台で緊張しない」MF寺尾海星が決勝点

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[2.21 デンチャレプレーオフ 北信越選抜0-1中国選抜 J-GREEN堺]

 吹き付ける冷たい海からの風を味方に、中国選抜が前半から流れを作った。勢いのままに後半に突入すると、24分、右サイドで獲得したCKをDF辻岡佑真(IPU・環太平洋大3年=高松工芸高/いわきFC内定)が折り返すと、こぼれたボールをMF寺尾海星(IPU・環太平洋大3年=玉野光南高)が押し込んで、この試合唯一となる得点を奪った。

 昨年末から大舞台での強さを見せることが出来ている。寺尾は昨年12月の大学サッカー選手権1回戦の北海道教育大岩見沢校戦で同点弾を記録。惜しくも勝利には繋がらなかったが、個人としての評価を上げた。迎えたデンチャレでは、今度こそ勝利に導く1得点。「性格上、大舞台で緊張しない」というキャラクターの良さが生きているようだ。「今大会も楽しく出来ています」。

 大学ではテクニックを磨くことに力を入れてきた。そのことで、今では「相手に奪われなくなった。余裕が生まれて、プレーに繋がっている」と胸を張る。さらに全国の舞台で結果を残すことで、その自信を深めているという。「一番はプロサッカー選手になりたい」。一つひとつの積み重ねが、未来を切りひらくはずだ。
  
(取材・文 児玉幸洋)
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