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反撃の口火!関東大学選抜はMF島野怜が左足ミドル「明治でやっている取り組みが出せた」

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反撃の口火を切るゴールを決めたMF島野怜

[4.4 トレーニングマッチ U-20日本代表候補2-2(PK7-6)関東大学選抜]

 鮮やかにゴールネットを揺らした。2点ビハインドで後半に折り返した関東大学選抜は、前半からメンバー9人を変更。開始早々のプレーでFW北浜琉星(中央大1年=福岡U-18)が負傷交代するアクシデントはあったが、リズムよく攻撃の形を作った。

 すると後半26分、右サイドから中央のスペースに出たボールに反応したMF島野怜(明治大2年=仙台育英高)が左足を一閃。左足ミドルを突き刺して、反撃の口火を切る得点を決めた。「スペースを感じながら、ボールを流しながらゴールに繋げられたのは、明治でやっている取り組みが出せて良かったです」。高校時代から注目された大型ボランチだが、大学でのレベルアップを感じさせるゴールに胸を張った。

 明治大の先輩たちの背中を追いたい。今年の同大にはU-22日本代表に選ばれるMF佐藤恵允が4年生、この日の対戦相手でもあったU-20日本代表に選ばれていたMF熊取谷一星が3年生で在籍。島野も「そういう選手が日ごろの練習からいるのは非常にありがたい」と日々の刺激に感謝を語る。

 日本サッカー協会(JFA)はこの日、6月にU-19日本代表がフランスで行われる第49回モーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)に出場すると発表。早生まれのために同世代の権利を持つ島野としても、狙っていきたい大会だ。島野も「いろんな経験をして、成長に繋げられば」と意欲的に話すと、「でもまずは明治での活躍が一番。質の部分やボールの受け方がまだまだ足りないので、明治に戻って追求したい」と更なる成長を誓った。

(取材・文 児玉幸洋)

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